週刊粧業 2024年9月2日号 7ページ
化粧品・医薬部外品・健康食品の提案型OEM/ODMを主軸とするホシケミカルズの2024年上期は、同社があらかじめコンセプト立案から商品企画、開発・処方設計、薬事申請、エビデンスデータの取得といった一連の開発業務を担い、スピーディな商品化が可能な「パッケージ型ODM」の受注が好調に推移したという。
化粧品のパッケージ型ODMでは、同社が2015年に国内工場で製造を開始し、日本人の繊細な肌質や好みをもとに開発された「クッションファンデーション」(SPF50+・PA++++)への引き合いが高まっている。
医薬部外品のパッケージ型ODMでは、BBクリームとCCクリームの中間をイメージして開発した乳液のようにやわらかいクリームで、美白美容液・乳液・クリーム・日やけ止め・化粧下地の5役に対応可能な「薬用ブライトニングベース(美白BCクリーム)」と、紫外線などの環境ストレスから肌を守り、日やけによるシミ・そばかすを防ぎながら、ヘパリン類似物質配合で乾燥に負けにくい透明感のあるうるおい肌へと導く「薬用プロテクションUV(ヘパリンUVクリーム)」(SPF44・PA++)の受注が好調だった。
今年5月には、新たなパッケージ型ODMとして、同社初となる医薬部外品の除毛剤「薬用除毛クリアジェル」(からだ用、写真)の提案を開始した。
使いやすさと安心面から塗布中の毛や肌の様子が見える透明なジェルタイプを採用。浸透性に優れた有効成分のチオグリコール酸のほか、除毛で乾燥しがちな肌にうれしいうるおい成分も配合し、最短5分でツルすべ肌に導くという。
「温暖化の影響から、除毛剤の使用シーンが夏季だけでなく通年に広がりつつある。男性のホームケア需要も高まり、ニッチなカテゴリーだが市場の拡大が期待される。今後の取り組みとしては、2027年3月に群馬にあるオーラコスメティク工場近隣にスキンケアの新工場が完成予定で、これにより製造能力が2倍以上に増強される」(販売促進チーム/広報主任 平地祥子氏)
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この記事は週刊粧業 2024年9月2日号 7ページ 掲載
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