週刊粧業 2024年9月23日号 7ページ
コスメシューティカルは、ヒト幹細胞培養液、エクソソーム、浸透型ペプチドビタミンC誘導体、NMN誘導体など、美容効果の高い高機能原料を幅広く取り扱っており、長年培った知見や技術、自社ブランド製品の販売経験の中で得たノウハウを活かし、顧客の希望にあわせた製品を開発から販売までトータルでサポートしている。
これまでは、ヒト幹細胞培養液に含まれるエクソソームについて表示名称として「ヒト幹細胞順化培養液」としか記載することができなかったが、同社では「エクソソーム」と表示することができる原料を取り扱っているため、エクソソームを明記した製品開発に取り組む顧客からの相談が増加している。
一方で、幹細胞とエクソソームの違いに対する理解が深まっていない現状もあるという。
「市場に『エクソソーム』という言葉が加わったことにより情報が複雑化し、正しい情報を判別することが難しい状況が生まれている。当社は、幹細胞に特化したOEMとして豊富なノウハウに基づいた提案を行い、お客様に安心して製品を選んでいただけるように努めている」(同社)
同社は数十種類の処方を保有しており、小ロット(300個~)かつ企画開発期間の短縮を叶えるODM、コンセプトや販売価格など幅広いニーズに応えるオリジナル処方のOEMの2軸でビジネスモデルに合った提案を行っている。
さらに同社は、エクソソームはあらゆる肌悩みに効果を発揮するが「特に気になる悩みを重点的にケアしたい」というニーズに応え、エクソソームをベースに機能性成分をプラスした美容液シリーズ「ACTIVART+(アクティバートプラス)」を今年5月に発売した。ビタミンC誘導体、NMN誘導体、レチノール誘導体、グリコール酸を配合した4種類の美容液を展開しており、現状の肌悩みに合わせてよりパーソナライズされたケアが可能となる。
新シリーズの投入が好影響を及ぼし、今期も好調に推移している。リピーターの増加や展示会での引き合いも多く、9月時点で受注ベースで前年比140%を達成しているという。
「エクソソームの認知度は急速に高まっており、今後ますます注目されると考えられる。そのため、単にエクソソームを製品に取り入れるだけではなくさらなる差別化が求められるだろう。一過性のトレンドで終わらせず、効果を実感できる製品づくりに引き続き注力していく方針だ」(同社)
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この記事は週刊粧業 2024年9月23日号 7ページ 掲載
■特集/幹細胞コスメ(OEM・原料)~由来・濃度訴求の市場から脱皮へ◎セントラル・コーポレーション~豊富なエクソソーム含有量を誇る国産の「臍帯血由来」エクソソームで差別化を◎ホルス~エクソソームの需要の高まりに対応、ヘアケアは多角的アプローチを重視◎アンチエイジング~老化抑制が期待できる原料を提案、医療機関向けの原料供給も開始◎NISSHA~幹細胞培養液もニードルで角層まで浸透、専門原料会社...
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