化粧品・エアゾール製品のOEM/ODM事業を展開している日進化学は、炭酸ガス含有エアゾール製品とUVケア製品の付加価値化を推進するとともに、バリエーションを増やして提案力を強化する。
髙田寛社長は、「大学や公設研究機関との連携を推進して技術力の向上やエビデンスの構築なども進めていく。国や地方自治体の助成金・補助金なども活用して開発投資を進めていきたい」と話している。
炭酸ガス配合エアゾール製品では、泡状クレンジングオイルの開発に成功した。クレンジングオイルはメークを落とすのに効果的だが、乾燥など肌への負担を懸念する声も少なくない。
そこで同社は、独自技術でオイルを泡状にすることに成功し、高い洗浄力と肌へのやさしさを両立した泡状のクレンジングオイルを開発した。人工皮膚を用いて、炭酸ガスの血行促進作用による美白成分(アルブチン・ビタミンC誘導体)の浸透促進効果をエビデンスとして取得した。
UVケア製品では、環境配慮やSDGsの観点を取り入れた製剤開発でUVミストとノンケミカルUVを開発した。
UVミスト(SPF50+・PA++++)は、水相と油相の2液相からなり、各相に美容成分を配合することが可能だ。ミストタイプなので外出先でも手軽に上塗りすることができる。
ノンケミカルUV(SPF50+・PA++++、耐水性★★)は、紫外線吸収剤、環状シリコン、マイクロプラスチックビーズを使用しないフリー処方で「海外からも引き合いが増えている」(髙田社長)という。
また、高機能UVケア製品としてW美白UVミルクを提案する。トラネキサム酸とナイアシンアミドのW主剤で設計した美白UV乳液で、シワ改善効果も訴求できる。
いずれもパッチテスト済みですぐに製品化が可能な形で提案を進める。
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この記事は週刊粧業 2024年10月14日号 16ページ 掲載
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