テクノビューティーサプライ(遠藤真人社長)は、40年以上にわたる化粧品づくりのノウハウを活かし、高い技術力と提案力を強みとしている。
遠藤社長は、急速に変化する市場環境を見据え、 「いかにスピード感を持って消費者のニーズに応える商品を開発できるかが重要」と語る。2025年も引き続き開発のスピードアップを図り、積極的に新しい処方を提案していく考えを示している。
――現在の市場動向についてどのように見ていますか。
遠藤 製品ローンチのスピードは年々加速しており、今後もこの傾向は続いていくと考えられる。
新しい製品が市場に登場し競争が激化する中、全体的な技術の向上が顕著で、かつてのように「高いから品質が良い」「安いから品質が悪い」といった線引きはなくなりつつあり、品質での差別化が難しくなっている。
今後は、品質以外の差別化要素が必要になってくるだろう。
――ヘアケア市場の動向と現在の取り組みについて教えてください。
遠藤 現代人の髪は、カラーリングやパーマ、温暖化による紫外線ダメージなどによりこれまでよりも傷みやすくなっている。
そのため、シャンプーだけで十分な満足感を得ることは難しく、インバス・アウトバストリートメントで毛先のまとまりやツヤを求める傾向が強い。
当社ではシャンプーだけで毛先のまとまりやツヤを実現できる製品開発が強みであり、今後もその提案を強化していきたい。時代とともに変化する髪悩みにも対応し開発力をさらに高めていく。
――2025年の抱負についてお聞かせください。
遠藤 多様化するニーズに対応し、タイムリーに新しい製品を市場に提案できるよう進めていきたい。
また、トレンドの移り変わりが早く製品のライフサイクルが短くなっているため、製造側もそのスピード感に追いつくことが不可欠だ。引き続き、積極的に新しい処方を提案しながら、スピードアップを図っていく。
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この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 87ページ 掲載
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