ミリオナ化粧品(阪本雅哉代表)は、2024年に営業体制を見直し積極的な営業活動を開始した。阪本代表は「市場が激化する中で、適正価格で市場のニーズに応じた提案ができるかが重要」と語る。
2024年の振り返りと2025年の展望について話を伺った。
――2024年を振り返ってみてどのような1年でしたか。
阪本 前半は厳しい状況が続いたが、9月頃から徐々に上向きになってきた。24年の初めに営業体制を見直し攻めの姿勢に切り替えたことにより、新規顧客や疎遠になっていた顧客への積極的な営業活動が功を奏している。
市場が激化する中、今後も熾烈な営業競争が続くことが予想される。競争力を強化するために、コストメリットがある処方の提案や包装資材・容器の調達ルートの確保が必要不可欠だ。
――厳しい状況の中で新たに取り組んだことはありますか。
阪本 価格高騰が続く中で、クオリティとコストのバランスを意識した処方開発が重要と感じているため、適正価格で市場のニーズに応じた原料調達や処方の開発を進めている。メークアップ製品では特に色物製品の強化を図っており、幅広い製品を開発できる体制を整えている。
2024年からはペット商材にも力を入れている。動物用医薬部外品の許可を取得したため、ペット用スキンケアや化粧品の引き合いが増加した。
――2025年の展望についてお聞かせください。
阪本 3月から北海道工場の稼働を開始する予定で、雪解け水を活用した化粧品の受託が本格化する。加えて、海外展開はもはや避けては通れない課題であるため、現在強化しているベトナムを中心に取り組みをさらに加速させていく方針だ。
会社としては多様化する人材を活かしながら、変化に柔軟に対応できる人材の育成に取り組み、会社が一丸となって挑戦を続けていく。
関連キーワード
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 86ページ 掲載
■特集/第15回 化粧品開発展 開催記念特集◎TOA、「たのしい」「おもしろい」「あたらしい」開発製品32品目を展示◎アンズコーポレーション、エビデンス・ドリブン開発の実現でLTV型ODMをさらに深化◎コスメ・ニスト、「3本の矢」で商品開発を全面支援、柔軟な生産とスピード開発に磨き◎セントラル・コーポレーション、日本人由来の「臍帯血由来」エクソソーム配合化粧品を100個からOEM製造◎ジャパ...
バラ売り
【週刊粧業】2024年化粧品業界 基礎データ
バラ売り
【週刊粧業】2023年度国内化粧品売上高上位30社
バラ売り
【週刊粧業】2024年週刊粧業選定・化粧品日用品業界10大ニュース
バラ売り
【週刊粧業】2024年消臭・芳香剤の最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2025年ボディソープの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】ライオン、春のプレゼンテーションを開催
バラ売り
【週刊粧業】都粧協、全粧協関東ブロック、新年祝賀会を開催
バラ売り
【週刊粧業】2024年11月化粧品・家庭用洗浄剤出荷統計
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。