化粧品OEM/ODMのコスメ・ニスト(本社=群馬県)は、オーガニック認証「COSMOS(コスモス)認証」を取得する千代田工場と明和工場の国内2工場体制で、製造の効率性や柔軟性を高める設備投資を進める。
2024年10月には2工場の近くに「R&D・物流センター」が稼働した。青木信二社長は「今後も開発・製造の両軸で『お客様のための工場』を意識した投資を行っていく」と話す。
――物流センターとともにR&D拠点を立ち上げた狙いをお聞きします。
青木 スキンケアを中心に処方開発の依頼が増えており、改めてR&D体制の整備・充実化を図る必要があった。その中でも、ODM事業の比率は年々高まってきている。
新たにR&D拠点を設け、研究設備・機器の充実化と研究者の増員を図り、製品の開発スピードをさらに上げていきたい。
現在は10数名の研究員で対応しているが、2030年に30名規模の研究体制を視野に入れ、段階的に増やしていく。
――工場の設備投資にも積極的です。
青木 2008年の創業以来、「お客様のための工場」をモットーに、必要な設備投資は惜しまずに取り組んでいる。業界後発であることも意識し、新しい生産設備を持つ工場として存在価値を高めてきたつもりだ。
2025年5月には、明和工場に10トン製造釜を新たに2基導入して生産能力を増強していく。2工場を合わせて年間3万6000トン規模の生産量に対応することが可能になる。
生産増強に向けては、各工場で生産性向上を推進するプロジェクトを前期よりスタートしている。
従業員の意識改革から進めているが、当社は急な成長を受けて生産増強を図ってきているので、取り組み甲斐はあると感じている。今年は成果が数字として見えてくることを期待している。
この記事は週刊粧業 2025年1月1日号 86ページ 掲載
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