ポーラ、シワ改善薬用美容液に全顔タイプ投入、初年度売上27億円めざす

週刊粧業 2025年1月1日号 61ページ

ポーラ、シワ改善薬用美容液に全顔タイプ投入、初年度売上27億円めざす

 ポーラは1月1日、国内初の2剤式全顔タイプのシワ改善薬用美容液「リンクルショット メディカル セラム デュオ」(医薬部外品、A剤11.5mL×2、B剤13.5mL×2、ノズル・本体キャップ×2、1万9800円)を発売する。

 同社では、全顔用のシワ改善美容液の使用者が年々増加する中、全顔用の使用者の多くが「塗りやすさ」「保湿」を重視していること、口もと・額・目尻以外の部位はシワができると思われていないことを突き止めた。

 そこで今回ポーラは新たに、気づきにくいものの顔の様々な部位に散在シワがあること、シワの一因である好中球エラスターゼが全顔に存在していることに着目。有効成分「ニールワン」を心地よいうるおいとともに全顔に届ける処方に挑戦した。

 水に触れるとゆるやかに分解されてしまう、繊細なニールワンを全顔に届けるために様々な壁を乗り越え、国内初となる2剤を自分で混合して使うシワ改善医薬部外品美容液の開発にこぎつけた。なお、初年度の国内販売目標は15万個・27億円を見込む。

 「ニールワンは水に溶けた状態であれば、素肌に直接塗った方がより浸透するため、スキンケアのはじめに使う先行美容液とした。モイストフレッシュテクスチャーの採用により、みずみずしくまろやかなテクスチャーがすーっと浸透し、顔全体の様々なシワの溝を捉え、すみずみまで美容液が行きわたる」(同社)

 リンクルショットブランドは、シワに悩む人々の道しるべになるようなコミュニケーションを展開しつつ、ブランドプレゼンスを高め、さらなる愛用者の獲得へ取り組んでいく。様々なシワ改善商品が登場し、シワ市場が成長する中で、独自有効成分である「ニールワン」の認知拡大やシワ改善のパイオニアらしい着眼点で、他社との差別性を図っていく。

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