花王、英国発「Molton Brown」インドネシア初進出

粧業日報 2025年1月14日号 4ページ

カンタンに言うと

  • アジア展開拡大によりグローバル化を加速
花王、英国発「Molton Brown」インドネシア初進出

 花王は、英国のフレグランスブランド「Molton Brown(モルトンブラウン)」を、インドネシアに初進出させ、2024年12月22日、インドネシア第2の都市スラバヤのラグジュアリーショッピングモール「Ciputra World Surabaya(チプトラ ワールド スラバヤ)」内に、旗艦店をオープンした。

 以降、随時インドネシア国内でのECサイトのオープン、アジア有数のリゾート地であるバリ島をはじめ、高級ホテルでのアメニティ事業を展開していく。今後も、多様なタッチポイントの創出で店頭とECへの送客を図る「Molton Brown」ならではのOMO「MOLTON BROWN VILLAGE」戦略を推進し、インドネシアでのブランドの存在感を高めていく。

 花王化粧品事業は、「グローバル・シャープトップ戦略」を掲げ、「SENSAI(センサイ)」「Curél」とともに、「Molton Brown」をグローバル強化のファーストランナーとして戦略的な投資を行い注力している。23年のマレーシア旗艦店オープンを皮切りに、アジア強化をさらに加速。2024年5月に香港、7月にマカオに初進出、2025年以降シンガポール、タイに店舗を出店する。アジアエリアでの事業を強化し、さらなるグローバル化を目指す。

 インドネシア1号店となる同店は、フレグランスプレイグラウンドを導入し、香水からバス、ハンド製品まで、顧客が気軽にカウンセリングを受けながら試すことができる造りになっており、「Molton Brown」の世界観が存分に堪能できる店舗となっている。

 グローバル展開の加速に向けては、24年8月より、ブランドの新コンセプトとして「Artists of Note」と題し、3人の才能溢れる英国人アーティストとのコラボレーションをスタートした。「Molton Brown」の世界観や姿勢を表現する取り組みとして、ブランドが誇るアイコンフレグランスをそれぞれ彼らの独自の解釈で表現。アートを通じてブランドと顧客との新たな出会いを創出していく。今後も継続してフレグランスを軸としたプロモーションを世界中の展開エリアでグローバルに推進し、フレグランスブランドとしての価値を高めていく。

 「Molton Brown」は、出店するエリアの周辺にあるラグジュアリーホテルやレストランでアメニティなどを展開。顧客とのタッチポイントを至るところに創出し、興味喚起につなげ、ECへの送客も図るというブランドならではの独自のOMO「MOLTON BROWN VILLAGE」戦略を推進している。

 23年に旗艦店をオープンしたマレーシアは順調に売上を拡大しており、24年6月に2号店をオープンし、7月にはホテルアメニティに参入。25年にはECサイトとトラベルリテールを始動予定で、「MOLTON BROWN VILLAGE」の確立を着実に推進している。24年は7月にマカオ進出、台湾に2号店をオープンし、今回のインドネシア進出により、計画していたアジア各地での導入が完了した。今後はそれぞれの地域で「MOLTON BROWN VILLAGE」戦略を加速させ、グローバルでの存在感をさらに高めていく。

 インドネシア店舗概要/店舗名=Molton Brown Ciputra World Surabaya店▽所在地=Ciputra World Surabaya、Jl. Mayjen Sungkono No. 87-89 Surabaya - Indonesia▽営業時間=10:00~22:00▽店舗面積=70sqm▽オープン日=2024年12月22日

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