日本化粧品工業会 魚谷雅彦会長、ジャパンビューティの魅力をグローバルに発信

週刊粧業 2025年1月1日号 4ページ

日本化粧品工業会 魚谷雅彦会長、ジャパンビューティの魅力をグローバルに発信

 昨年(2024年)は国内外において社会経済情勢の大きな変化が実感された一年となりました。本年もさらなる激動を予感させるなか、化粧品産業には新たな時代の流れをしっかりと見極めながら事業を展開していくことが求められています。

 現在、日本の化粧品産業がおかれた状況には楽観を許さないものがあります。出荷額はこのところ堅調に推移しているものの、2019年の水準にはまだ達していません。これまで順調に増加してきた輸出は2021年をピークとして減少傾向にあります。

 一方、国内市場においてはアジア企業の存在感が着実に増してきています。日本の化粧品産業にとって厳しい経営環境が続いていますが、これはまた新たな段階に発展する絶好の機会でもあります。この機会を生かすためには山積する課題に積極的に取り組んでいかなければなりません。

 日本の化粧品産業が競争力を強化し、国内外において存在感を回復することは焦眉の急です。日本の細やかな美意識や価値観、思想によって磨き上げられた日本の化粧品が世界の方々に受け入れられるよう、「ジャパンビューティ」の魅力を発信する取り組みを進めていく必要があります。ダイナミックに変化する海外の規制動向にも留意し、適時的確に対応していくことが重要です。持続可能な社会の実現は化粧品産業においてもますます重要な課題となっています。もちろん、化粧品産業にとってお客様の信頼が第一であることは言うまでもありません。

 このような認識のもと、粧工会は「ビジョン2030」と「推進戦略」を策定し、オールジャパン体制で化粧品産業が直面するさまざまな課題に取り組んでいます。

 皆様にとっても、また、化粧品産業にとっても本年が新たな発展の年となることをお祈り申し上げて年頭の御挨拶とさせていただきます。

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