訪販ジャーナル 2025年1月20日号 3ページ
カンタンに言うと
ノエビアグループは、スキンケアラインを長期間使用することで、肌の水分量や弾力が向上し、肌状態が改善されるとともに、肌のトーンや毛穴に関する悩みが軽減されることを確認した。これにより、季節に左右されることなく、1年を通してすこやかな肌に導くことが期待される。この研究成果の一部は、2024年11月18~20日にかけて開催された「第2回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会」で発表した。
ノエビアグループでは、2013年よりノエビアと常盤薬品工業の研究部門の統合を行い、グループ総合研究所(滋賀県東近江市)としてグループの技術力を最大限に活用している。北海道暑寒別岳パイロットファームから南大東島海洋研究所まで日本各地に研究施設を設け、美容効果の高い独自の植物成分を探求するなど、創業来からの植物研究に加え、脳科学研究や遺伝子研究、神経科学など研究領域の拡大を進めている。また、2015年4月には未来型コミュニケーションラボ「東京研究所」(川崎市高津区)を開設し、生活者や外部研究機関と積極的な交流を図るとともに、産学連携による先端科学研究を強化。細胞やヒトを用いて、素材や処方、製品の有用性評価を実施している。
今回の研究は、2018年入社の新海陽介氏(東京研究所 臨床チーム)が研究を続ける中で抱いた「スキンケアラインを丁寧に使うと美肌になるといわれているが、果たして本当なのか」というふとした疑問が出発点となった。
ノエビアグループでは、接客シーンにおいてじっくりと丁寧に美肌をはぐくむため、スキンケアラインの継続使用を推奨しているが、「明確なエビデンスがあればもっと自信を持って推奨できるのでは」という思いが募っていき、入社4年目の2021年に構想・企画をスタート。上長からのお墨付きをもらい、研究提案を本格化し、2022年に研究プロジェクトを始動させた。
2022年5月~2023年5月にかけて20~60代の一般女性を対象に、スキンケアラインを推奨する使用方法で1年間継続使用したグループ(スキンケアライン使用群)と、普段のスキンケアを継続使用したグループ(スキンケアライン不使用群)に分けて、スキンケアライン(クレンジング料、洗顔料、化粧水、乳液、クリームのサンプル)を1年間継続して使用した場合の肌状態を分析し、特に季節ごとの肌の変化に着目することで、スキンケアラインの長期間使用による効果を改めて検証した。
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■ポーラ、ホワイトショット新製品発表会開催■ノエビアグループ、スキンケアラインの通年使用が与える好影響を確認■ポーラ、特定脳部位の刺激が顔に対する魅力印象を高めることを発見■ファンケル、小学生のためのスキンケアシリーズ「クリアアップ」発売■ポーラ、リンクルショット新製品の体験イベントを開催■ノエビア、同社最多の美容成分を配合した高機能美容液を発売
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