コスメテックジャパン、リブランディングや人材育成に注力

週刊粧業 2025年2月24日号 11ページ

カンタンに言うと

  • 2025年は過去最高売上を見込む
コスメテックジャパン、リブランディングや人材育成に注力

 コスメテックジャパンは、クライアントの課題を解決するOSM(SはSolution)として、高付加価値製品の開発・提案を行っている。

 代表取締役社長の伊勢淳氏に話を伺った。

 ――2024年を振り返っていただけますか。

 伊勢 2024年はヘアケア製品が好調に推移し、特に高価格帯が売上を牽引した。

 海外市場では東南アジア(フィリピンやタイなど)の成長が著しく、停滞していた中国市場も回復傾向にある。また、当社ではOEM製造以外にもライブ販売などのサポートも行っており、その分野も成長に貢献している。

 環境対応については、EU基準に準拠しベジタブルインキの活用や、一部のUV製品についてはサンゴ礁に配慮した処方を採用するなど持続可能な取り組みを進めている。

 しかし、コスト面で課題があり十分に進んでいるとは言えないため、今後は顧客の要望を踏まえながら進めていく方針だ。

 ――原材料費高騰の影響についてどのように対処しますか。

 伊勢 業界全体で原材料費の高騰が課題となる中、当社でもコスト削減の対応策を講じている。

 一方で、OSMとして「顧客のあらゆる課題を解決する」方針のもと、幅広いサポートを提供し顧客との信頼関係を築いてきた。その結果、多くの顧客に価格転嫁の必要性を理解していただき、協力を得られている。

 ――今後の展望についてお聞かせください。

 伊勢 2024年は、若手を中心にリブランディングを実施し、顧客にどのような価値を提供できるのかを見直し、ミッション、ビジョン、バリューの再定義を行った。

 それに伴い、ロゴやホームページの刷新も進めており、2025年中の発表を予定している。若手社員を経営に巻き込むことで、会社の一体感を高め、ビジネスを加速させることにもつながっている。

 リブランディングに加え、様々な施策が奏功し、現時点で2025年は過去最高売上の達成を見込んでいる。

 さらに、人材育成にも注力していく方針だ。OSMとして幅広いサポートを行うため、幅広い知識やスキルなど業務遂行能力のさらなる向上が不可欠となるが、「大変だがやりがいがある」と思える人材を積極的に採用していく。

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