粧業日報 2025年3月10日号 1ページ
カンタンに言うと
アルビオンは、一般財団法人油脂工業会館が主催する令和6年度油脂技術優秀論文で「優秀賞」を受賞した。
優秀賞を受賞した論文のタイトルは「Hierarchical Emulsion Structure and Functionality Regulated by Coexisting Bicontinuous Microemulsion and Liquid Crystal Domains」。新規乳化構造を有するクレンジング製剤開発に関するもので、学術的意義があるとともに産業利用への貢献が高いことが評価された。なお、この論文はアメリカ化学会発行の学術雑誌「Langmuir」(2024年2月発行)のカバーアートにも採用され、注目を集めている。
研究では、クレンジングオイルに応用されるバイコンティニュアスマイクロエマルション(BCME)の、クレンジング力に優れるものの低粘度であるという使用性の課題克服に取り組んだ。ラメラ液晶(LC)との共存によってBCME構造を維持したまま増粘することに成功し、これを「BCLC乳化」と呼ぶこととした。
さらにこの乳化物は、油相と水相が両連続的に混ざり合い、その油帯中に油滴が数珠状につながる非常にユニークな乳化状態であることも突き止めた。
機能性に関してもBCME由来の優れたクレンジング力を維持しているだけでなく、増粘することで課題であった使用性の改善、とろけるような感触を付与した新たなクレンジング基材の開発に成功した。
この記事は粧業日報 2025年3月10日号 1ページ 掲載
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