化粧品とエアゾール製品のOEM/ODM事業を展開する日進化学は、マレーシア子会社の化粧品工場を海外生産拠点に位置づけ、日系企業のASEAN市場開拓・深耕をサポートすることで新たな成長力を生み出していく。
同社は海外戦略の一環で、マレーシアを拠点に化粧品OEM/ODM事業を展開するBodibasixs Manufacturing Sdn Bhd(以下、BSX社)を2024年1月に子会社化している。BSX社は1995年創業で、ISO9001、ISO22716の国際認証や、マレーシアハラル(JAKIM)、インドネシアハラル(BPJPH、旧MUI)の認証を取得し、これまで日系を含むグローバル企業のパーソナルケア製品を多数手がけている。
髙田寛社長は「日進化学と同等レベルの工場に引き上げ、ASEAN市場に進出する日系企業の化粧品製造拠点としての役割を担っていきたい」と話す。ASEAN市場への展開で重要とされるハラル認証と価格競争力で、BSX社の工場を有効活用していく考えだ。
マレーシア政府は輸出拡大に向けて、クラン港やペナン港といった大きな港の物流拠点としての機能強化を図っており、マレーシアを起点とした日系企業のASEAN戦略をサポートしていく。
例えば、ASEANで最も人口が多いインドネシア(人口2億8000万人)は、ムスリムが9割近く占めている。26年10月からは、化粧品や食品などで「ハラル/非ハラル」の表示が義務づけられる。グローバル化が進む中、ハラル認証が厳格化の流れにあり、イスラム圏でハラル表示の義務化が広がる可能性から、髙田社長は「海外展開でハラル認証の存在意義が大きくなっていくのではないか」との見解を示している。
この記事は週刊粧業 2025年4月7日号 18ページ 掲載
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