粧業日報 2025年4月16日号 5ページ
カンタンに言うと
アルビオンは、ロックペイント、ベルポリエステルプロダクツと協業し、店頭で回収した「アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N(スキコン)」のボトル容器(PET樹脂)を新たな化粧品容器へ再生する取り組みを始める。
アルビオンでは、サステナビリティ活動の一環として、循環型社会の実現に向けたものづくりに取り組んでいる。使用済みのスキコン容器の活用を目的として2021年11月より「RECYCLE PROJECT」を旗艦店のアルビオンフィロソフィから開始。回収対象店舗を403店(2025年3月末)まで拡大し、回収した約4万本のスキコン容器は、キャップ部分とボトル部分それぞれにリサイクル実証実験を進めてきた。
キャップ部分は、マテリアルリサイクルによりミニフォトフレームやヘアクリップを製作。協力したユーザーに手渡したほか、事業所内保育所のイベントで使用した。現在も新たな価値あるものへのリサイクルに向けて実証実験を推進している。
化粧品のPETボトルは、デザインとしての着色や塗装、製品に関する規制上の表示印刷など、リサイクルには不向きな加飾が施されることが多く、リサイクルが進んでいる飲料PETボトルとは異なり、回収されたボトルから未使用樹脂と同じような品質に再生することが困難だった。
今回、ロックペイント、ベルポリエステルプロダクツと協業し、回収されたスキコン容器のボトル部分の再生事業に取り組む。ロックペイントが新たに開発したリサイクル技術と、ベルポリエステルプロダクツの高い合成技術により透明で高品質な樹脂の生成が可能となり、回収した容器から新たな化粧品容器への再生を目指す。
2026年には、「RECYCLE PROJECT」で製造されたケミカルリサイクルPET樹脂を新製品の容器に採用する予定だ。今後も、高級化粧品のパッケージとしてふさわしいデザイン性、使用性、品質を守りながら、化粧品プラスチック容器の再生事業を継続的な取り組みへと発展させるべく、持続可能な社会の実現に向けたアップサイクルを進めていく。
この記事は粧業日報 2025年4月16日号 5ページ 掲載
■ポーラ化成、汗のチカラでメークの崩れを防ぐ新技術を開発■化粧品メーカーのR&D戦略、未来の美の可能性を広げる研究が加速■アルビオン、使用済みスキコンボトルから化粧品容器を再生■ポーラ、肌と呼応するベースメーク新「APEXメーク」が誕生■アイスタイル、東海地方初のフラッグシップショップをオープン
バラ売り
【C&T・2025年4月号】キッズコスメの最新動向
週刊粧業
週刊粧業2025年4月7日(第3432号)
バラ売り
【週刊粧業】2024年化粧品業界 基礎データ
バラ売り
【週刊粧業】2025年メーカー各社のR&D戦略
バラ売り
【週刊粧業】CITE JAPAN 2025
バラ売り
【週刊粧業】2025年2月化粧品・家庭用洗浄剤出荷統計
バラ売り
【週刊粧業】2025年上期化粧品原料の最新動向(CITE JAPAN 2025)
バラ売り
【週刊粧業】ツルハHD、ウエルシアHD、イオン、25年12月に経営統合
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。