粧業日報 2025年4月18日号 3ページ
花王とミルボンは、5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)とクロロゲン酸の同時経口摂取により、老化の指標となる頭皮の黄ぐすみが改善されることを確認した。
将来の美しい肌や髪を育むためには、体の外側からケアをするだけでなく、内側からも健やかな状態に導くことが大切であるため、ミルボンではこれまでに「エネルギー産生を活性化する5-ALA」の経口摂取の研究に取り組み、肌のバリア機能改善効果を見出している。一方、花王では、「クロロゲン酸」を経口摂取することにより、血管内皮機能への作用に付随した肌の末梢血管の血流改善効果や保湿作用など、肌性状の改善効果を見出している。
5-ALAとクロロゲン酸がそれぞれ有する「エネルギー産生効果」と「血流改善効果」は、いずれも生命活動の根幹に関わるため、これらを同時に摂取することで、より一層体の内側から健やかな状態へ導くことができ、美容に対する新たな効果をもたらすのではないかと考え、2社共同で調査を開始した。
20~55歳までの女性被験者に対し、試験群は5-ALA15mgとクロロゲン酸270mgを含む試験品、プラセボ群は効果成分を含まない試験品を、毎日1回12週間連続で経口摂取する試験を行った。その結果、5-ALAとクロロゲン酸の同時摂取は頭皮の黄ぐすみを低下させることを新たに見出した。
今回見出した「経口摂取による頭皮の黄ぐすみ低減効果」は、体の内外からアプローチすることで、肌や毛髪に優れた効果をもたらすケア方法につながることから、今後、この現象のメカニズムを解明するため、さらなる研究を進めていく。
この記事は粧業日報 2025年4月18日号 3ページ 掲載
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