資生堂、藻類を活用したスキンケア化粧品のプロトタイプを公開

粧業日報 2025年4月18日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 2025年大阪・関西万博にて「美の玉」と名づけたスキンケア2品を展示
資生堂、藻類を活用したスキンケア化粧品のプロトタイプを公開

 資生堂は、ちとせグループが主導するMATSURIプロジェクトの一員として2025年大阪・関西万博の日本館に、生命美の循環をテーマとした藻類由来のプロトタイプのスキンケア化粧品(ビジョンプロダクト)を初公開する。

 同社は化石資源に変わる未来へのアプローチとして、太古の時代からこの星で生き続ける藻類というミクロの生命体が持つ息をのむ美しさ、急激な繁殖力などに無限の可能性を感じ、藻類に着目した研究開発を続けている。

 1872年創業時より同社が受け継いでいるDNAの1つであるアートとサイエンスの融合が、プレミアムとサステナビリティが両立する化粧品への力強いインスピレーションをもたらしてきた。大阪・関西万博で展示するビジョンプロダクトの原点には、社名の由来である「至哉坤元 万物資生」が息づいている。人々に美を届けるだけでなく、大地や自然をも美しくする化粧品でありたいという願いを込め、「美の玉」と名づけたビジョンプロダクト2品を展示する。

 「美の玉 まがたま」は、日本古来の美意識をインスピレーションに開発した3色の玉のクリーム。昆布などの褐藻類が進化の過程で得たゼリー状多糖類を、膜形成技術の応用により成型した。手のひらでやさしくつぶすと、クリームのようなエッセンスがあふれだす。使うひとときがやさしく心地よいものになることをイメージして処方開発した。

 「美の玉 しずく」は、藻類の美しさを海色の小さなビーズで表現した美容液。資生堂が開発したリピッドシェル技術により、藻類由来のオイルをビーズ状の殻(固型油分シェル)で包んだ。手のひらに落ちる珠玉の一滴がとろけるようにみずみずしく、肌にやさしくなじんでいくことをイメージして処方開発した。

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