日本精化は、CITE JAPAN 2025において、主力製品であるリン脂質素材「Phytocompo(フィトコンポ)」シリーズの新用途を提案する。
「Phytocompo PP」は、植物由来の天然保湿成分のみで構成されている乳化剤で、水添レシチンとフィトステロールにより保湿効果・バリア機能改善を向上させる効果を持つ。今回、W/Oエマルション処方の調整と、アルコールフリーでフレグランス製剤処方への対応が可能であることが明らかになったため、注目原料の1つとして展示する。
W/Oエマルション処方には一般的にシリコーン系の乳化剤が使用されることが多いが、その使用感触が前面に出てしまい、製剤の使用感調整が難しい側面がある。細胞を構成する成分であるリン脂質でW/Oエマルション処方を調整することで、より安全性が高く、肌なじみも良く、べたつかず心地よい使用感の製剤づくりが可能となる。主に高SPFのサンスクリーンなどでの需要を期待しているという。
また、アルコールを用いることなくフレグランス製品を調整する知見が得られたため、こちらについても提案する。フレグランス製品は一般的に香料成分を安定に配合する目的でアルコールが使われている。本提案は、アルコールにアレルギーを持つ消費者にメリットがあるだけでなく、高いスキンケア効果も持ち合わせるため、香りを楽しみながらスキンケア効果も期待できる。高付加価値な製品づくりができる点を積極的にアピールしていく。
ヘアケア用のリン脂質素材「Phytocompo HS」は、インバストリートメントを作る際に一般的に配合されるカチオン界面活性剤の代替素材であり、リン脂質の機能により、頭皮や背中、手への刺激のリスクも非常に低い特長も持つことから、カチオン界面活性剤よりも付加価値の高いヘアケア原料として提案する。
この記事は週刊粧業 2025年5月12日号 25ページ 掲載
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