植物を中心とした天然物から医薬品や医薬部外品・化粧品・食品の原料を製造する丸善製薬は「CITE JAPAN 2025」の展示テーマとして「すすむ~植物にできることはもっとある~」を掲げ、天然由来の化粧品原料を紹介する。
今回一番の注目原料である「ロータスリフト」は、ハスの胚芽から得られるエキスで、「若返り」をコンセプトとしている。また、海外の化粧品市場でトレンドとなっているスローエイジングにも対応している。(「ロータスリフト\Lotus Lift」は同社の登録商標)
以前よりin vitro試験による有効性データを取得済みだったが、今回新たにヒトボランティア試験を実施。同原料を配合した製剤を2カ月間塗布したところ、塗布前と比較して1カ月後と2カ月後いずれも頬のハリ・弾力について有意な改善効果が確認された。さらに、眉間や首の深いシワに対する改善効果も確認されている。
「医学分野において若返りの研究が進展していることから、化粧品分野への応用研究にいち早く取り組んだ。時代の先を行く原料として、積極的に提案していく」(同社)
もう1つの注目原料「コメ発酵液PD」は、精製水の代替として提案されている「機能性ベース水」で、界面活性剤や保湿剤といった成分の配合量を減らすことができるため、ミニマリズム処方を可能にする。
同社では、化粧品原料としては初となる感性アナライザを用いた試験によるデータを取得した。コメ発酵液がしっかりとなじんだ肌に触れた時に、「好き」という感情が有意に高まる効果が確認されている。
「化粧品においては、効能効果だけでなく、実際の使用感や心とのつながりも重要な要素と捉えている。『コメ発酵液PD』は高い有効性に加えて、消費者の心に響くような化粧品づくりに貢献できる原料であることをアピールしていく」(同社)
ヘアケア分野では、「ニンジンエキス」と「センブリエキス」の併用を提案する。薄毛に悩む被験者を対象としたヒトボランティア試験にて毛髪密度が有意に改善する効果が確認されている。
同社では本試験結果と併せて、育毛剤の市場情報や薬事申請、配合成分の分析技術など、長年にわたり蓄積してきたノウハウを活かし、育毛剤の製造・販売に関心を持つ顧客向けに様々なサポートを提供している。
「育毛剤の案件がある際には当社のことを一番に思い出して問い合わせいただけるよう、CITE JAPANでも積極的にアピールしていく」(同社)
この記事は週刊粧業 2025年5月12日号 20ページ 掲載
■特集/CITE JAPAN 2025~国内外405社が集結◎TOA/トキワ~共同出展でグループ連携強化、研究開発の相互補完を促進◎日本色材工業研究所~「最新技術が集まった科学館」をテーマに進化した技術をアピール◎MycoMagic~霊芝研究のパイオニア、酵母菌由来の霊芝エクソソーム原料を開発◎ホシケミカルズ~美容業界の「今」を体現した最新のOEM/ODM処方を紹介◎東洋ビューティ~フェムケ...
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