香栄興業、シーンに応じて様々な調合香料を提案~レベルアップを図った発酵素材も訴求

週刊粧業 2025年5月12日号 17ページ

香栄興業、シーンに応じて様々な調合香料を提案~レベルアップを図った発酵素材も訴求

 香栄興業は、CITE JAPAN 2025にて、新製品としてセラミドを含有しているホホバ種子エキスを展示し、アップサイクル原料としても紹介する。

 「香料」「発酵」「SDGs」「ゾンビ細胞」の4つにゾーニングし、製品ラインナップの幅広さをアピールしつつ、来訪者のニーズに合った最適な提案に努めていく。

 「香料」ゾーンでは、前回好評だった天然フレグランスを浸み込ませたアロマストーンを展示する。さらに1日の時間の流れをテーマに、早朝から日中、就寝前に至るまで、シーンに応じた様々な香りについて趣向を凝らした形で提案する。「調合香料についてもラインナップを豊富に取り揃えていることをアピールしていきたい」(藤倉努取締役)という。

 「発酵」ゾーンでは、北海道産真昆布と植物性乳酸菌で発酵させたオリジナル素材「海藻発酵液(アルガヴィータF)」を紹介するほか、原料選定から加工・分析まで行う「カスタムオーダー製品」についてパネル展示を行っていく。

 「ここ数年、注力してきたカスタムオーダー製品については、ノウハウの蓄積がかなり進んできている。このほど、生産能力の増強のため製造設備を増設した。今後さらに発酵分野に注力し、レベルアップしていくことをアピールしていく。発酵プロセスを細かくカスタマイズできるため、お客様のコンセプトに合った発酵素材を提供できることに加え、短期間でスピード感をもって高品質な発酵素材を提供できる柔軟性についても訴えていきたい」(技術部 三谷茂樹氏)

 「SDGs」ゾーンではホホバ油、海藻発酵液のほか、メロン由来のアップサイクル原料「植物プラセンタ(メロン胎座)」も展示する。

 「ゾンビ細胞」ゾーンでは、前回技術発表を行った老化細胞除去素材「オウレン」についてさらなるメカニズムの探索を行い、「メリロート」との組み合わせにより効果がさらに高まることを確認できたことから、5月15日11時よりアネックスホールG302会場にて「皮膚における老化細胞除去と老化細胞除去素材について」をテーマに技術発表会を行う。

 「『お客様との共生』という企業スローガンのもと、営業部員と技術部員が一体となって素材を提案していくことが当社らしさであり、ブースにおいても営業部員と技術部員が来訪者の方々をお出迎えすることで、香栄興業のスタイルを表現していく。ゾーンを4つに絞った狙いはここにある。顧客の要望を実現する提案力についての周知も図っていきたい」(藤倉努取締役)

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