日光ケミカルズは、CITE JAPAN 2025において「温故創新」をテーマにブースを展開する。過去の経験や知識を礎に新たな知見を得るという意味を持つ「温故知新」を進化させ、1946年の創業以来培ってきた知識・経験と現代の最新技術を融合させた新たな価値を創造することを目指している。
長年愛され続けている古き良き製品や技術を発見する「温故」の視点と、未来を切り拓く「創新」の視点から製品を届ける。また、「多効魅力(複数の効果を兼ね備えた、万能薬のような原料)」「美麗革新(美しさと持続可能性の両立を目指し、未来の美をともに創造する原料)」「添華益色(付け加えることでさらに美しさや魅力が増す原料)」「美肌美髪(スキンケア発想のヘアケア原料)」「新規製品(新製品、新規データ取得製品)」という5つのテーマを掲げ、それぞれのコンセプトに応じた原料や製剤を展示する。
ブースは明るさや開放感を重視し、上部に年表を展示することで来場者が同社の歩みを感じられるようになっている。
展示原料の目玉の一つは昨年12月に上市した「NIKKOSOLVEシリーズ」で、100%植物由来でサステナブル特性を備え、かつ石油由来の可溶化剤よりも優れた可溶化性能を発揮する。同社が長年取り組んできた可溶化剤の技術と知見をもとに、現代のニーズに応える形で開発した。
近年、香りでリラックスしたいというニーズが高まっているが、賦香率を高める際に可溶化剤を増やすと、べたつきなどのテクスチャーに影響を与えることが課題とされていた。「NIKKOSOLVEシリーズ」は少量で可溶化することができるため、製品のテクスチャーを損なうことなく賦香率を高めた商品開発が可能だ。精油や香料の種類に応じて、「NIKKOSOLVE L」「NIKKOSOLVE M」の2製品を使い分けることで幅広い用途に対応する。
長年培ってきた知見を活かし、時代に即した形で開発したという点から、「NIKKOSOLVEシリーズ」は今回のテーマである「温故創新」を体現しており、日本語と英語それぞれで技術発表も行われる。
技術発表では、「NIKKOSOLVEシリーズ」に加え、耐水性を発現する微粒子酸化チタン水系ディスパ―ジョンや、頭皮から毛髪までトータルケアを実現する多機能性アクティブ原料「NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス」、独自性のある3タイプのレチノール誘導体なども紹介する。
また、同社独自の取り組みとして、原料のデータなどをまとめたマガジンをブースで配布する。7巻目となる今回は、原料紹介に加え、同社の営業担当者や研究者が選んだ「好きな原料ランキング」なども掲載され、来場者が楽しみながら原料の特徴を学べるよう工夫を凝らしている。海外からの来場者にも配慮し、英語版と中国語版も用意する。さらに、今期から展開していく「NIKKOL ECO-Friendly製品」についてもマガジンに盛り込む。
Ethical(倫理的な企業活動)、Climate(気候変動に対する対策、)Origin(持続可熊なリソースの活用)の3つの定義や、ロゴに込められた想いについても詳しく記載している。
この記事は週刊粧業 2025年5月12日号 15ページ 掲載
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