ケイズ、化粧品の「コンシェルジュ」として顧客に寄り添う製品づくりをアピール

週刊粧業 2025年5月12日号 10ページ

カンタンに言うと

  • テーマ別に様々な製品を展示、容器と中身をトータルで提案
  • ブースの設計・デザインはフレグランスの認知向上を意識
ケイズ、化粧品の「コンシェルジュ」として顧客に寄り添う製品づくりをアピール

 化粧品容器の卸販売や化粧品・医薬部外品の研究開発と受託製造を手掛けるケイズ(本社=石川県金沢市)は、「共に創る~Meet the concierge~」をコンセプトに掲げ、「フレグランス」「容器」「スキンケア」の3つのテーマのもと、企画から中身の製造、容器まで一貫した製造体制をアピールしていく。

 出展ブースの主な見どころについて、角嶋一幸社長に話を伺った。

テーマ別に様々な製品を展示、
容器と中身をトータルで提案

 ――3つのテーマについて、それぞれの見どころをお聞かせください。

 角嶋 当社では、容器とスキンケアのOEM処方に長年取り組んでいる。今回、新たな定番製品として「フレグランス」を紹介する。

 2019年に本社工場の隣にフレグランス専用の製造工場を竣工して以降、幅広い香りのバリエーションに対応して実績を積み重ねてきた。剤型もスプレータイプ、ロールオンタイプ、固形タイプと幅広く対応している。フレグランスは近年引き合いが増えてきていることから、市場のトレンドを踏まえた製品の1つとして提案を強化していく。

 「スキンケア」では、生せっけんやバイオ生セラミド美容液(バイオ生セラミドは同社の登録商標)をはじめとした定番品から、夏に向けた冷感ローションまで、幅広い種類の中からイチオシの製品を厳選した。いずれの製品もロングセラー処方や最近話題となっている処方とセットで紹介するほか、最新の充填技術を融合した製品も展示する。

 当社では、医薬部外品の承認を取得した独自処方のスキンケア製品も展開している。お客様からのご要望を反映するにあたり、医薬部外品から化粧品にカテゴリーを変更して製品化した例もある。これらについてもブース内で紹介し、「お客様に寄り添ったものづくり」の姿勢をしっかりと伝えていきたい。

 「容器」では、創業以来培ってきたノウハウとルートを活用し、定番とトレンドを押さえた、商品を引き立てる容器を展示する。特にフレグランス容器は国内ではまだアイテムが少ない傾向にあるが、当社が所有する海外のネットワークを活用し、容量・形状ともに様々な種類を取り揃えた。

 エアレス容器にレフィル機能を追加した容器は、昨今のサステナブル需要に対応した容器として紹介する。その他にも、トレンド感のある韓国・台湾のコスメ容器を展示する。

 当社の容器事業は、全てのメーカーと直接取引をしているため、容器の製造について自社でコントロールできる体制が整っている。OEM部門も、研究開発から製造まで自社で取り組んでいることから、容器と中身それぞれのスペシャリストが揃っている。

 お客様のニーズに合った最適な化粧品の中身と容器の組み合わせを提案することができる「トータルコスメティックコンシェルジュ」として、ブース全体でオールインワン提案をアピールしていく。

ブースの設計・デザインは
フレグランスの認知向上を意識

 ――ブース設計におけるこだわりについて、お聞かせください。

 角嶋 今回は香水をはじめとしたフレグランス製品の認知向上を意識したデザインを取り入れている。ブース上部には水彩のぼかしのようなテクスチャをプリントしたオーガンジー布を設置することで、「香り」が漂うイメージを表現した。香水・ルームフレグランスを中心とした、様々なフレグランス製品の香りをその場で確認できるテスターも設けている。

 ブースデザイン全体としてはフレグランスがメインとなっているが、当社の最大の特徴は容器と中身が一体となったオールインワン提案にある。スキンケア処方や容器もブース内でしっかりと紹介することで、様々な製品をオールインワンで行うことのできる、対応力の高さをアピールしていく。

 当社は化粧品づくりの「コンシェルジュ」として、お客様のご要望を叶える製品づくりに取り組み続けてきた。お客様が化粧品を作りたいと思ったときに気軽にご相談いただけるような存在になることを目指すべく、CITE JAPANでも「お客様に寄り添ったものづくり」を意識してお話を伺い、最適な提案ができるように努めていく。

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