粧業日報 2025年6月19日号 1ページ
カンタンに言うと
花王は5月29日、2024年春から進めているヘアケア事業変革の進捗説明会を都内で開催した。当日は、ヘアケア事業部ブランドマネジャーの野原聡氏が「今までの成果と新しいマーケティング」と題し、直近の販売状況やマーケティング活動の好事例などについて説明した。
事業変革では、伸長するハイプレミアム市場への対応が遅れ、売上・シェアが停滞し、同社の事業変革領域に位置づけられていたヘアケア事業について、「ハイプレミアム市場への参入」と「既存マスブランドのリブランディング」の両輪で強化を進めてきた。
ハイプレミアム市場への参入では、2024年春の「melt(メルト)」を皮切りに、2024年秋に「THE ANSWER(ジアンサー)」を発売し、2つのハイプレミアムブランドの投入により、ヘアケア事業全体が好調に推移している。
メルトは現在、配荷店数が約1万5000店で、販売店内で3%強のシェアを獲得し、出荷本数が250万本を突破している。
ジアンサーは2025年4月に配荷店数を約8000店まで拡大し、販売店内で4%強のシェアを獲得し、出荷本数が100万本を突破している。
購入者属性をみると、メルトは30代、ジアンサーは40代がメインで、両方を配荷している店舗ではメルトにジアンサーの売上がプラスオンして花王全体のシェアがアップし、カニバリが少なく棲み分けができているという。
あと85%
粧業日報の有料プラン(制限なし・制限あり)をご契約の方のみ閲覧可能です
関連キーワード
この記事は粧業日報 2025年6月19日号 1ページ 掲載
■花王、「ヘアケア事業変革 進捗説明会」を開催◎野原氏、ヘアケア事業の好調を支える主な要因や好事例を紹介◎「一貫性」「変化への対応」を叶えるスクラム組織づくりが実現■TPCマーケティングリサーチ、女性の美容に関する意識を調査■ザイオネックス、化粧品・食品業界向けにSCMサービスを開始
バラ売り
【週刊粧業】【消費者アンケート調査】化粧品全般の使用状況(2025年)
バラ売り
【週刊粧業】【消費者アンケート調査】ハミガキの使用状況(2025年)
バラ売り
【週刊粧業】【消費者アンケート調査】洗顔・クレンジング料の使用状況(2025年)
バラ売り
【週刊粧業】【消費者アンケート調査】スタイリング剤・ヘアカラー剤の使用状況(2025年)
バラ売り
【週刊粧業】2025年研究機器・検査機器の最新動向
バラ売り
【週刊粧業】花王、「ヘアケア事業変革 進捗説明会」を開催
バラ売り
【週刊粧業】アルビオン、スキンケア「フラルネ」をフルリニューアル
バラ売り
【週刊粧業】2025年4月化粧品・家庭用洗浄剤出荷統計
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。