花王、「ヘアケア事業変革 進捗説明会」を開催

粧業日報 2025年6月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 2027年目標を2023年比売上1.5倍、ハイプレミアム構成45%、シェア18%へ上方修正
  • 野原氏、ヘアケア事業の好調を支える主な要因や好事例を紹介
  • 「一貫性」「変化への対応」を叶えるスクラム組織づくりが実現
花王、「ヘアケア事業変革 進捗説明会」を開催

 花王は5月29日、2024年春から進めているヘアケア事業変革の進捗説明会を都内で開催した。当日は、ヘアケア事業部ブランドマネジャーの野原聡氏が「今までの成果と新しいマーケティング」と題し、直近の販売状況やマーケティング活動の好事例などについて説明した。

 事業変革では、伸長するハイプレミアム市場への対応が遅れ、売上・シェアが停滞し、同社の事業変革領域に位置づけられていたヘアケア事業について、「ハイプレミアム市場への参入」と「既存マスブランドのリブランディング」の両輪で強化を進めてきた。


 ハイプレミアム市場への参入では、2024年春の「melt(メルト)」を皮切りに、2024年秋に「THE ANSWER(ジアンサー)」を発売し、2つのハイプレミアムブランドの投入により、ヘアケア事業全体が好調に推移している。

 メルトは現在、配荷店数が約1万5000店で、販売店内で3%強のシェアを獲得し、出荷本数が250万本を突破している。

 ジアンサーは2025年4月に配荷店数を約8000店まで拡大し、販売店内で4%強のシェアを獲得し、出荷本数が100万本を突破している。

 購入者属性をみると、メルトは30代、ジアンサーは40代がメインで、両方を配荷している店舗ではメルトにジアンサーの売上がプラスオンして花王全体のシェアがアップし、カニバリが少なく棲み分けができているという。

あと85%

粧業日報の有料プラン(制限なし・制限あり)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 花王、「ヘアケア事業変革 進捗説明会」を開催

PDF記事・人気ランキング

最新PDF記事

最新PDF記事をもっと見る

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
株式会社ミンテルジャパン
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop