花王、スキンケア時の幸福・満足感で肌内部の遺伝子発現が変化

粧業日報 2021年3月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  • スキンケアを楽しむことで肌の質感が向上し美しい肌へ
花王、スキンケア時の幸福・満足感で肌内部の遺伝子発現が変化
 花王は、「肌は心の鏡」といわれるように、肌と心のつながりは古くから知られていることから、この関係性を科学的に検証したところ、スキンケアを行ったときに生じる幸福・満足などのポジティブな感情は、「うるおい」や「透明感」といった肌の質感を向上させ、美しい肌へと導く可能性があることを突き止めた。

 これまでの研究で同社は、クリームを肌に塗るなど、スキンケアをしたときにポジティブな感情がより生じた人は、そうではない人と比べて、「うるおい」や「透明感」などの肌の質感が向上することを解明していた。

 そこで今回は、ポジティブな感情により肌の「うるおい」や「透明感」が向上した人を、独自開発の脂取りフィルムで皮脂をぬぐうだけで、簡単に多くの遺伝子発現の変化(RNA量)を把握することができる「皮脂RNAモニタリング技術」を用いて解析した。

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