エトワール海渡、暮らしを優雅に彩る「パンセ ア ラ ローズ」シリーズ

　華やかなバラに囲まれて暮らしたい――。バラは女性にとって永遠のあこがれであり、花に対する思い入れは強いものがある。常に摘みたてのバラを身の周りに飾り、幸せな時間を過ごしたいと願う女性のために、バラ柄をあしらった商品であらゆる生活シーンを優雅に演出するブランド「パンセ ア ラ ローズ」を、エトワール海渡ホームデコ館1階で展開している。取扱商品は陶器や布小物、ステーショナリー、インテリア雑貨、さらにはラッピング商材など幅広い。1月には、新柄「ガーデンローズ」を発表、30種類以上のアイテムを順次発売していく。

　「パンセ ア ラ ローズ」とはフランス語で「バラへの想い」を意味する。 　もともとエトワール海渡はエレガントなバラ柄の商材を得意としており、バラを好む顧客が多かった。そのため、バラ柄のアイテムは主力商品の一つに挙げられていた。 　そこで、「これだけ様々なアイテムでバラ柄を求めるお客様が多いのであれば、同じテイスト、柄でトータルに展開するオリジナルのバラのブランドを作りましょう、ということになった」（営業部次長ホームデコ館副館長石原和夫氏） 　こうして、同社の強みである総合力を活かした試みとして、2007年5月にブランドが誕生した。インテリア雑貨やステーショナリーから始まり、徐々に商品の幅を拡大。この5年間でキッチン、バス、ポーチ小物、最近ではディフューザー（芳香剤）など、様々な生活シーンを彩るトータルブランドへと成長させた。また、アイテムだけでなく、バラの絵柄も「スイートローズ」に始まり、新柄の「ガーデンローズ」まで、シリーズを増やしている。 　「この商品を展開するホームデコ館のテーマは『生活に夢と楽しさを』。女性の皆様に、バラのある生活の楽しさや世界観を味わっていただきたい」（営業部ホームデコ館1階尾崎梓穂主任）

　新柄の「ガーデンローズ」は、「庭一面に色とりどりのバラが、香り立つように咲き誇っている様子」を表した。そのため、今までのシリーズに比べて、鮮やかな印象を与える。 　顧客は、「インパクトがある」「目を引きやすい」などの理由からバラ雑貨を扱っていることも多い。実際にローズガーデンでショップを開いている顧客からは、「バラを見て気持ちが高揚している時は、華やかな商品の方が手に取っていただきやすい」と意見があり、より色鮮やかなデザインにしたという。40～60代をメインターゲットに設定しているが、若い世代にも好まれる華やかな商品に仕上がった。 　バラのシーズンは「春バラ」「秋バラ」と言われるように、2度訪れる。新柄の「ガーデンローズ」は、5月に満開となる「春バラ」の季節に合わせて小売店頭に置けるよう、同社では1月から打ち出していく。 　「当社は総合力、商品の品質は勿論のこと、提案力も強みとしている。同ブランドでは、生活をトータルにバラで演出したいというお客様のために、店頭ディスプレイでシーン提案を行っている。こうした取り組みが奏功し、小売店頭にもそのまま取り入れ、コーナーを新設されるお客様も増えている」（商品部15課課長鷲巣美穂氏） 　「総合力」について、例えば、「ティータイムを楽しみたい」という顧客のため、バラ柄のカップ＆ソーサー、トレー、クロスに加え、バラの香りにこだわったローズティーまで開発した。また、同柄で包装紙や紙袋も展開しており、バラ柄の小物を同じ柄でラッピングすることも可能だ。小売店はより「バラの世界観」を強く打ち出すことができる。 　同社では「パンセ ア ラ ローズ」を化粧品専門店にも提案している。メイクポーチ、ミラーなどバッグの中で活躍する小物や、ドレッサーまわりに置く陶器小物などは、売り上げの新たな切り口になるだけでなく、店頭を華やかにし、アイキャッチの効果も期待できるという。 　顧客会員向けには、新製品が出るたびに、全商品を掲載したカタログを作成する。商品をシーンごとにコーディネートしたイメージ画像も一緒に収めているため、顧客からは店頭ディスプレイの参考になると好評だ。 　今後は多くの部署と協力し、様々なアイデアを集結して商品を開発しながらシリーズを拡大させていくという。 　「バラが持つ美しさ、優雅さのエッセンスを暮らしに一滴。使うたびに幸せな時間を過ごせるような新商品を提案し、店頭を活性化したい」（鷲巣氏）