リード エグジビション ジャパン(東京都新宿区)は、2012年6月27~29日の3日間、東京ビッグサイトで化粧品業界に特化した国際商談展「第3回国際化粧品開発展」(以下、開発展)と「第1回国際化粧品展」(以下、化粧品展)を同時開催する。開発展は、化粧品原料、容器・パッケージやOEM・ODM、研究機器など化粧品の企画・開発を支える製品・サービスを集めた商談展で、3回目を迎える今年、新たに国内外のブランド・製品を集結させた化粧品展を加えた。国内外のサプライヤーとベンダーの総勢500社が一堂に集い、業界のエポックメイキングとなる3日間の魅力について、石本卓也事務局長に話を伺った。(招待券請求(無料)はこちら)
――開発展は今回で3回目を迎えました。
石本 前回実績では、開発展の来場者は1万を超えました。回を重ねるごとに、来場者・出展社ともに増えています。いい流れで3回目を迎えることができました。過去2回に出展した企業も多く、出展するメリットを感じていただいております。今回もOEM/ODMゾーンを筆頭に、各ゾーンの規模を拡張しました。新たに加わる化粧品展と合わせて、会場規模は前回比3倍に拡大し、来場者数はトータルで2万5000人を見込んでいます。
もう一つ、今回の特徴として、大勢の来場者を逃さないように、商談スペースを広げる出展社が急増していることが挙げられます。そもそも開発展は、「商談できる」、そして「(商談から)受注が取れる」展示会を目指して企画した展示会であり、出展企業が商談を目的にブースを拡大する傾向は、化粧品業界に本展が定着しつつあることを実感でき、嬉しく感じています。
――「商談・受注できる」展示会に向け取り組まれてきたことは。
石本 展示会の専用Webサイトでは、例えば、興味のある出展社・製品を調べ、事前に出展社と商談日時のアポイントが取れる「e‐ガイドブック」などを導入し、目的を持って来場できるようなコンテンツを用意しています。また出展社には、事前登録者の情報を確認し、気になる来場者にピンポイントで商談依頼ができるマッチングシステムを提供してきました。
さらに今回は、会場で来場者用パスの色を業種別に分けるという施策も盛り込みました。出展社は、パスの色で目当ての来場者を見分けられ、自社の技術開発・製品を売り込むことができます。来場者にとっても目的に適った企業とのコンタクトが図りやすくなると期待しています。
――今回の開発展の魅力を教えて下さい。
石本 開発展ではOEM/ODM、容器・パッケージ、原料の3分野に、研究機器を加えた4つのゾーンを設けています。また製品の「企画・プランニング」までサポートできる企業も揃っているため、会場内で、オリジナルブランドやプライベートブランド(PB)の企画開発から最終製品化までの商談が完結できることが醍醐味になります。
――初開催の化粧品展についてお聞かせ下さい。
石本 化粧品展は、販売メーカーの新たな販路開拓を主目的に、主要来場者となる卸・流通、小売のバイヤーと業界のトレンドを意識し、「ナチュラルコスメ」「ドクターズコスメ」「サロン用」「一般化粧品」の4つのゾーン、そして、国内未発売の海外化粧品を揃えた「日本未進出海外コスメパビリオン」で構成しています。また、開発展とジョイントさせることで、自社ブランドの販売事業も行っているOEM出展社にとっても、新たな販路開拓につながると考えています。
そして今回は「メイド・イン・ジャパン」の化粧品を求める海外のバイヤーも特別招待しています。中国や台湾、韓国、インドネシアから、有力な業界関係者100名を招待しました。出展社はグローバル展開の育成強化も図れるため、「国際展示会」の名にふさわしい商談展になると考えています。
第1回ということで、チャレンジ的な取り組みになりますが、開発展との同時開催で新たなインパクトが生まれると確信しています。今後、国内外から注目される商談展として発展していくためにも、出展社、来場者とWin-Win-Winな関係を築ける3日間にしたいと考えております。
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この記事は週刊粧業 掲載
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