ポーラ、新エイジングケアブランド「RED B.A」投入 発売3年で50億円めざす

カンタンに言うと

ポーラ、新エイジングケアブランド「RED B.A」投入 発売3年で50億円めざす

 ポーラはこのほど、心理ストレスと肌との関係に着目した新エイジングケアブランド「RED B.A」(全6品、5000円~1万4500円、10月4日発売)の発売に先駆け、新ブランド発表会を都内で開催した。

 同社では、加齢による「生理老化」と太陽光による「光老化」に続く第3のエイジングの要因として、心理ストレスによる「ストレス老化」があると捉えている。実際、女性100名にヒアリング調査を行った結果、ストレスを感じた後に鏡を見たとき、96%が「老けた気がする」と回答し、特に肌のしぼみやくすみといった変化を感じる女性が多いことがわかった。

 心理ストレスと肌との関係性について研究を進めた結果、心理ストレスを感じると神経伝達物質「サブスタンスP」が肌内部に放出され、真皮線維芽細胞のコラーゲン発現が低下することを発見。そこで、サブスタンスPが真皮線維芽細胞に及ぼす影響について研究を進めたところ、Ⅰ型コラーゲンの修復機能を持つ「Ⅲ型コラーゲン」が減少し、肌の弾力性が低下することを突き止めた。

 さらに、Ⅲ型コラーゲンは真皮の約80%を占めるⅠ型コラーゲンの維持に寄与するだけでなく、他のコラーゲンに比べて透明度と光透過性が高い。このため、心理ストレスによって真皮上層部に多く存在するⅢ型コラーゲンが減少すると光透過性も低下し、肌のくすみへとつながるメカニズムも明らかとなった。

 今回の新製品では、Ⅲ型コラーゲンの減少を抑制するアプローチにより、心理ストレスが原因で起こる肌の弾力性低下やくすみなどの肌悩みを解決していく。

 新開発の保湿成分「BAリキッドE」は、ハスの胚芽から抽出したロータスエキスとコラーゲン全般の産生量をアップするA‐BAリキッドを掛け合わせたもので、真皮線維芽細胞が持つサブスタンスPの受容体を減らし、サブスタンスPが放出されても真皮線維芽細胞と結合しにくくする。これにより、ストレス老化の要因である真皮の主要なコラーゲンの減少を防ぐことで真皮線維芽細胞が活性化され、コラーゲンの産生量がアップし、肌のしぼみやくすみを解消する。

 B.Aブランドマネージャーの砂金(いさご)美和氏は、「現代の女性は毎日が時間に追われ、自分でも気づかないうちに小さな心理ストレスを蓄積しており、そのストレスによって肌変化を感じている女性は多い。日常の生活では心理ストレスに加え、加齢や紫外線といった老化因子が加わるため、肌は想像以上に過酷な環境にある。その日に感じたストレスはその日のうちにケアすることが重要で、RED B.Aでは毎日の生活で進むストレス老化を食い止めて、清らかな透明感に満ちたしなやかに弾む肌を実現する」と新商品をアピールした。

 なお、販売目標は、2016年に50億円を目指すという。

 10月4日発売/クレンジングクリーム(120g5500円)▽ウォッシュ(100g5000円)▽マッサージクリーム(80g7000円)▽ローション(120mL・1万円)▽ミルク(80mL・1万円)▽クリーム(30g1万5000円)

 11月発売予定/ローション(リフィル:120mL・9500円)▽ミルク(リフィル:80mL・9500円)▽クリーム(リフィル:30g1万4500円)

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