インテージ、2015年化粧品市場は横ばいにメークアップと基礎化粧品で明暗

週刊粧業 2014年10月27日号 18ページ

カンタンに言うと

インテージ、2015年化粧品市場は横ばいにメークアップと基礎化粧品で明暗
 マーケティングリサーチ大手のインテージは、消費・販売両面からの市場調査を得意とする。今回は、FMCG事業本部業務改革推進部の茜ヶ久保(あかねがくぼ)佳子グループリーダーと池田勝哉氏に、ドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニ、ホームセンターの4業態・約3100店に及ぶSRI(全国小売店パネル調査)データに基づき市場動向を分析してもらった。

 ――昨年度の小売店の化粧品販売規模とカテゴリーごとの動向についてお聞かせ下さい。

 池田 通販と百貨店を除いた2013年度の小売店の化粧品販売規模は、化粧品市場全体で大きな変化がなかったこともあり、前年と横ばいの5700億円と推計している。

 カテゴリーごとの推移を見ると、メークアップは前年比0・5%増で、基礎化粧品は同1・2%減となった。

 メークアップに関しては、「化粧下地」とリップグロスや色つきのリップクリームといった「その他リップ」がいずれも2ケタ成長を果たし、カテゴリーを大きく牽引した。

 特に、化粧下地は50代向けの商品が好調に推移したことに加え、お湯で落とせるといった新たな機能性を持った商品への需要が高まったようだ。

 茜ヶ久保 昨年の売れ筋アイテムの傾向を見ると、「50代」といったように、商品コンセプトを明確に打ち出したものが消費者から高い支持を集めたように感じる。

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