イーズ、提唱から6年の「美容断食」で愛用者が拡大

週刊粧業 2016年5月23日号 13ページ

カンタンに言うと

イーズ、提唱から6年の「美容断食」で愛用者が拡大
 全国20店舗のエステサロンを運営するイーズ・インターナショナルは、2010年に発売したスキンケアブランド「Koo(クウ)」を通じて、寝ている夜の間は何もつけずに肌環境を整える美容法「夜だけ美容断食」(以下「美容断食」)を推奨し、愛用者の増大につなげている。

原点は60代女性の一言、こだわりの
クレンジングはOEMと二人三脚

 主な販路は、年間14万人以上の来店者がある20店の直営サロンとショップチャンネルのTV通販だ。そうした中、昨今は自社ネット通販でも新たなユーザー層を獲得しており、宮本洋子CEOは「(ネット通販)単体で自立できるようになった」と述べ、運営する化粧品事業部門に企業成長の可能性を感じている。

 ネット通販では初回購入者のリピートを3割以上獲得し、堅調に売上げを伸ばしているが、「使った女性の8割以上が肌の改善を実感したと答える商品で、TV通販でもリピーターが多い。ネット通販のリピート率ももう少し高めていけるはず」という厳しめの言葉も、期待の表れと捉えてよさそうだ。

 「美容断食」は、日中に蓄積された肌の老廃物を取り除くことを目的に、夜のスキンケアは洗顔と専用の肌水のみで済ませ、化粧水など通常の基礎化粧品は何もつけないという美容法である。そうすることで、朝に行うスキンケア効果が高まるのだという。

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