ライオン中間決算、4期連続の増収増益を達成

粧業日報 2016年8月12日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン中間決算、4期連続の増収増益を達成
収益性向上が顕著、利益目標は
1年前倒しで達成見込み

 ライオンの2016年度第2四半期決算(1~6月)は、売上高が前年同期比4.4%増(為替影響除く実質7.9%増)の1882億4800万円、営業利益が83.0%増の104億3000万円、経常利益が70.6%増の113億3800万円、純利益が83.7%増の71億6100万円となり、第2四半期として4期連続の増収増益を達成した。

 国内では、オーラルケア・薬品など主力分野に高付加価値品を投入し、収益力の強化を図った。一方、海外では、タイ・韓国で利益ある成長を継続するとともに、中国・台湾・マレーシアなどでGDP成長率を上回る成長を確保した。

 事業セグメント別では、一般用消費財が売上高で5.0%増の1357億1400万円、営業利益で143.5%増の61億5500万円、産業用品が売上高で8.3%減の266億1400万円、営業利益で80.7%増の12億4900万円、海外が売上高で13.1%増(為替変動の影響除く実質27.8%増)の551億4200万円、営業利益で53.1%増の24億6800万円、その他が売上高で15.2%減の121億4300万円、営業利益で32.6%減の3億3300万円となっている。

 通期業績は、V-2計画(2017年)の利益目標を1年前倒しで達成する見込みで、売上高3850億円(前期比1.7%増)、営業利益210億円(同28.2%増)、経常利益220億円(同21.6%増)、純利益130億円(同21.7%増)と予測している。

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