新施設「TOY BOX」来春竣工、エコ容器やメタリック容器が好評|三洋化学工業

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新施設「TOY BOX」来春竣工、エコ容器やメタリック容器が好評|三洋化学工業

 三洋化学工業では、来年4月の竣工を目指し、デザインや商品企画部門を集積させた自社ビル「TOY BOX」の建設を進めている。宝箱(TREASURE BOX)を象った自動倉庫ともに「お客様の自由な発想を宝物に変える作業をストーリー化したい」(井上厚弘社長)構えだ。

 取引先のデザイナーや企画担当者が楽しみながら仕事をするクリエイティブ施設「プレイルーム」では、様々な設備を整える。例えば、二次・三次加工のテスト機を設置し、樹脂の着色がその場である程度確認できるようにするという。

 「加飾の設備を揃えることで量産品にほぼ近いレベルで試作品をつくれるようにする。お客様がわざわざ作業現場まで足を運ばなくても、その日のうちに商品の方向性が決められるので、納期も短縮される。ここでは急なオーダーにも対応できるようにしていきたい」(井上氏) 

 これを機に新たなチームを発足させ、設計やデザインなどの担当者が補完し合い精度の高いプレゼンテーションを提供していく。

 今後は、インサート成形の容器にリフィルをセットして使用できる新感覚のエコ容器「てこ」の提案を強化する。シリーズ専用キャラクター「てこねこ」がその世界を伝えていく。

 また、樹脂に特殊なパール顔料を加えてメタリックな質感を出したジャー容器「ヴィンテージパール」の提案を開始した。着色するより低コスト、短納期で提供できることから、高評価を得ている。

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