日本システム研究所の100%子会社として今年5月15日に設立されたエスキューは、売上げを伸ばすためのITソリューションとしてプロダクト(肌診断機)、サービス、ソフトウェアを提供するIT会社で、今秋より肌測定&分析ソリューション「お肌の偏差値SQシリーズ」(以下、SQシリーズ、ビジネスモデル特許出願準備中)の販売を開始した。
SQとはSKIN QUOTIENT(肌の偏差値)の略であり、肌診断測定機と情報通信技術を融合させた、店舗のIT環境や用途に合わせてカスタマイズできる次世代型の肌診断システムである。
測定再現性の高いセンサ端末(ナチュラルセンサー=水分油分計、日本システム研究所製)で得られた精度の高い測定結果をクラウドデータで分析し、肌状態や課題を提供することで販売員と購入者の良好な関係づくりをサポートする。
「測定端末は正確にはかれるよう、敢えてスイッチのボタンをつけなかった。ボタンを押す動作で計測位置がずれる可能性があるからだ。また、圧力や接触範囲の変化など、測定者が変わっても正確に測定できるようにした。異常値の場合はアラームが鳴り、プログラムから排除する機能を取り入れる準備を進めている」(松下幸夫代表)
操作・表示デバイスは店頭のインターネットの利用環境に応じてアプリ型とクラウド型を用意し、各種OSに対応する。
SQシリーズの優位性としてあげられるのが、結果がWeb画面に表示されることだ。これにより、結果表示画面などのコンテンツが容易に更新できるようになる。
また、他社のセンサやシステムとの接続がスムーズであること、クラウド(サーバー)に測定したデータベースが蓄積されて母数が日々増加し、それとともにデータの信頼性が高まっていくことも魅力だ。
スコープ、水分油分計、専用アプリの標準セットは36万円から、クラウドサービス(スタンダード)は月額5000円から提供する予定だ。
「現在、カスタマイズを中心とした商談を進めている。営業スタイルやシステム環境に応じたカスタマイズが可能だ。自社製品の紹介画面を希望する企業様も多い。導入いただいた企業様とは継続的な関係を持ってサポートにあたりたい。すでに次のステップも準備を進めている」(松下代表)
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この記事は週刊粧業 掲載
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