マンダムは、男性化粧品「ギャツビー」でデオドラントの新シリーズを2月23日に相次いで発売し、最需要期の春夏に向けて販促を強化していく。
まずは「防臭」に徹底的にこだわったという「シールド デオドラント」シリーズ(写真)だ。
もともと男性のニオイケアの研究には定評のある同社だが、同シリーズでは汗をかくと有効成分が流れてしまう難点を解消。汗や水分に対しても、成分が流れ落ちずに長時間に渡って残留する独自技術を開発したという。
スプレーとロールオン、スティックの3種をラインナップし、「徹底防臭派」にアプローチする狙いだ。
さらに、高校生や大学生などの若年層をターゲットとするのが、「デオドラントボディウォーター」(4種)シリーズだ。
ウォータータイプのデオドラント商材は若い世代に人気があるという。そうした世代に対して使用目的を調査したところ、ニオイ対策が上位に挙がり、汗やベタつきの除去などを上回ったという。
そこで、同シリーズでは汗やベタつき対策だけでなく、ニオイ予防にも効果的な設計を実現した。
また、「カバンの中でキャップが開いて中身が漏れた」というトラブル事例をもとに、液漏れしないスクリュー式を採用したほか、フック付きの形状にしたことでカバンの外などにつけられる工夫も織り交ぜている。
ボディウォーターでは、冷却機能を高めた「クレイジークール ボディウォーター」シリーズにも、新製品「アイスオーシャン」を追加する。
マリン系の香りで、シリーズは4種のラインナップへと拡大する。
同社が行った調査で、約半数が使用中のアイテムにより強い冷却効果を求めていることが判明した。そうしたニーズに応えようという狙いだ。
このほか、圧倒的なシェアをもつ主力剤型のボディペーパーでも、アイスタイプに「無香料」タイプを追加し、他の製品でもパッケージを刷新して鮮度アップを図っている。
この記事は週刊粧業 2015年1月16日号 掲載
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