香栄興業、「面白いことに挑戦する姿勢」をブース設計でアピール

週刊粧業 2015年5月25日号 13ページ

カンタンに言うと

香栄興業、「面白いことに挑戦する姿勢」をブース設計でアピール

 香栄興業(本社=東京、岡本聡志社長)は、第7回「化粧品産業技術展」(CITE Japan 2015)にて、ビジュアル面での訴求力を高め、来場者がイメージをふくらませやすいブースづくりに取り組む。さらに、「先端研究」「発酵」など今までにない新たな切り口を用意し、来場者の興味・関心を喚起するような提案も行っていく。

 「香料」「発酵」「フルーツ」「先端研究」「感触改良基材・油剤」など5つのゾーンに区分けされたブースでは、完成品のイメージを膨らませやすくするビジュアルや豊富な研究データを活用しながら、来場者とのヒアリング内容をもとに、iPadを駆使し、それぞれに合った最適な提案を行う。これにより、これまで接点のなかった新規先との出会いを創出するとともに、特定原料で取引のある既存取引先への新たなアプローチを同時に行っていく考えだ。

 「CITE Japanにおいては、数回にわたり取扱商品全般を紹介することでラインナップの幅広さをアピールしてきたが、今回はこれまでとは全く違った挑戦をしていく。面白いことに挑戦している企業というイメージを与えることができれば、新たな企画段階でノミネートされる可能性も高まるだろう」(八巻英彦代表取締役専務)

 「香料」ゾーンでは、数千種もの素材から選び抜かれた天然香料や、合成香料を100種類以上ブレンドしてできた調合香料を、赤と黒を基調としたインパクトがありつつ高級感漂うブース内で紹介。実際に匂いを嗅いでもらいながら、商談を繰り広げていく。

 「発酵」ゾーンでは、近年ニーズが高まっている発酵分野へ参入することをブースの造作とともに初お披露目するほか、同社の有する高い技術力を全面に打ち出しつつ、乳酸菌・酵母・コウジなど様々な発酵方法に対応できる点をアピールしていく。また、売れ筋商品の配合原料を組み込むことができるため、オリジナリティを出しやすい点なども訴求していく。

 「フルーツ」ゾーンでは、40年にわたり展開してきたフルーツシリーズ(15種)の中からストーリー性のある「メロンプラセンタ」など一部の原料に絞り込んで展示する。

 「メロンプラセンタは、私達が普段食べずに捨ててしまっている『胎座』(種子のまわりのワタの部分)を利用した製品であり、比較的安価でかつ安定供給できることや、動物プラセンタに非常によく似た作用やイメージの良さを訴えていく」(八巻専務) 

 「先端技術」ゾーンでは、同社がエイジングケア効果の高い原料としてアピールしてきたタモギタケエキス配合の天然由来化粧品素材「フィトチオネイン」が、東京工科大学との共同研究により、UV防御効果を様々な過程において発揮する点や、水溶性で熱にも強く処方しやすい点、生体成分である点など、ストーリー性をもって学術的にアピールできるようになってきたため、この素材を全面に打ち出していく。

 「感触改良基材・油剤」ゾーンでは、天然物でありながらさらっとした感触が特徴の「マルメロエキス」や、同社の稼ぎ頭である「ホホバ油」、シアバターやマンゴーバターなど近年注目を集めつつある「固体脂」についてもアピールしていく。

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