バスクリン、水素の光老化への作用を解析、水素入浴の有用性も

粧業日報 2017年7月18日号 5ページ

カンタンに言うと

バスクリン、水素の光老化への作用を解析、水素入浴の有用性も
 バスクリンは、光老化に対する水素の作用について解析する研究を進め、紫外線障害が蓄積することによって生じる光老化症状(シミやシワ等)に対して、水素が有効である可能性を見出し、さらに水素を効率よく皮膚に供給する手段として水素入浴の有用性を示唆することを確認した。

 その成果については、6月24・25日に開催された第82回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会にて報告した。

 ヒトの肌では紫外線を受けることで過剰な活性酸素種(ROS)が生まれ、それらROSが細胞を構成するDNAやタンパク質、脂質などを酸化させることにより細胞障害(酸化ストレス)を起こさせ、シミやシワなど光老化症状が現れる。

 その光老化症状を引き起こす酸化ストレス対しては、水素がROSを消去して細胞防御機能を持つことが2007年に示されている。以来、水素の疾病予防・治療効果に関する基礎医学研究や臨床研究が盛んに進められている。

 文献報告は既に300件以上を超え、年々増加しているという。しかしながら、皮膚は常に紫外線を受け酸素と接してROSの第一ターゲットとなりうるため、皮膚における水素の作用は未解明な点が多く、さらなる検証が必要とされている。

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