ホシケミカルズ、ご当地コスメと医薬部外品OEMが好調

週刊粧業 2017年7月31日号 8ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、ご当地コスメと医薬部外品OEMが好調
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズでは、化粧品OEMにおいて新規参入を目指すクライアントより「ご当地コスメ」「医薬部外品」「東南アジア向け」に関する引き合いが高まっている。

 企画開発室広報の平地祥子氏によると、地方の行政機関や中小企業を中心に近年、地元の素材を活かしたご当地コスメOEMへの要望が増えているという。

 「原料商社としてこれまで47都道府県ごとに各地のさまざまな素材を取り扱ってきた知見やノウハウを活かし、全国各地からのご当地コスメOEMのニーズに幅広く対応できる」(平地氏)

 医薬部外品に関しては、効能効果を訴求できる商品属性から、主に通販チャネルでの参入を目指すクライアントからの引き合いが増えている。

 特に、SEOなどの通販支援を行ってきたIT企業がこれまで培ってきたビジネスノウハウを活かし、新規事業の1つとして自社ブランドを展開するケースが多いという。

 東南アジア向けでは、同社が容器製造工場を展開するインドネシアをはじめ、マレーシアやタイ、シンガポールといった海外企業からのOEM受注で長年培ってきた各国のトレンドやニーズに合わせた商品づくりのノウハウをもとに、クライアントの企画・立案をサポートしている。

 同社では新規参入サポートでの新たな試みとして、美容液成分100%処方の「クレンジング化粧水」のOEM提案を開始した。

 同品は一般的なクレンジング成分を配合せず、乳液やクリームなどに配合される乳化剤とスキンケア成分だけで構成(特許出願中)され、コットンで拭き取るだけでメークをオフしながら肌をいたわる保湿ケアが可能だという。

 「化粧水や美容液に比べ、洗顔やクレンジングはブランドスイッチがされやすい商材で、新規参入の1品目としておすすめだ。OEMでは今後、パッケージや広告制作などモノづくりのプラスαの部分の精度を強化していきたい」(平地氏)
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