能﨑章輔/日本輸入化粧品協会相談役インタビュー
日本輸入化粧品協会の能﨑章輔相談役は、 化粧品業界に半世紀以上籍を置く、 業界のエキスパート的存在である。 新規参入企業の戦いぶりを長年見守ってきた能﨑氏に、 その傾向と参入のポイントについて語ってもらった。
不況がないわけではない時代の波の影響も受ける
――他業界では化粧品市場をどのように捉えているのか。
能﨑 不況の影響を受けないと思っている。 確かに影響は少ないが、 ないわけではなく、 遅れてやってくる事が多い。 ファッション同様、 時代の価値観の変化の影響も受けているが、 この点についてはファッションほど言及されない。
また、 「価値が安定している」 として、 多大な利益をあげた企業が資金を活用すべく参入するケースも目立つ。 多角経営の企業が、 別の業界に軸足をおきながら、 次の柱にすべく参入することもある。 しかし二兎を追うのは容易ではない。 周辺産業から手を伸ばす企業や、 技術を活用して成功を収めたところで分離独立する企業もある。
――協会では新規参入企業に対し、 どのようなサポートが出来るのか。
能﨑 輸入業務の基本を教えている。 薬事法の改正で“輸入”のジャンルがなくなり、 製造販売業に一括されたが、 もちろん輸入業はなくなっていない。 協会では輸入手続きの仕組みなど様々な情報を発信する。 行政担当者を招いての薬事関係の説明会の開催は、 協会活動の大きなウェイトを占める。 協会に加入していない企業は煩雑な薬事法への対応が難しいのではないか。
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この記事は週刊粧業 掲載
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