マツモト交商・服部和博氏、研究・開発力向上を源泉に包括的な提案の原料商社へ

週刊粧業

カンタンに言うと

マツモト交商・服部和博氏、研究・開発力向上を源泉に包括的な提案の原料商社へ

 ――一昨年の取材時からの2カ年で、自身に変化した部分を感じますか。

 服部 化粧品原料商社の研究員として、原料メーカー企業とこれを使ってくださるカスタマー企業の双方にメリットのある処方を開発することを念頭に置いている。

 原料の特長を生かしつつ、最終製品のマーケットトレンドも取り入れることで、ユーザーにも納得していただけるような処方を作るという発想を持つようになった。

 どちらか一方に偏るのではなく双方の目線に立つ。バランスのとれた処方開発が発想転換という意味で大きな変化だった。

img1179_2.jpg

 ――さきごろ開催した「処方展示会」の盛況は、そうした転換が取引先を揺り動かしたのでは。

 服部 同展示会では多くの来場者と、実にさまざまな話をすることができた。想定を越え、非常に多くのニーズがあることが分かった。

 体験として多彩なニーズの存在を確認した以上、トータルサービスを提供する原料商社として、これに応えられる体制構築が不可欠になった。2012年度は顧客企業から、当社に依頼すると「何とかしてくれる」といわれる案件を増やすことが目標の1つに加わった。

 また、同展示会を契機に当社の「オープンラボ」(研究室)を訪れる企業数・人数ともに増加している。展示会をきっかけにラボが身近な存在であると感じていただき、評価機器の活用など、ここを来訪して活用すると「こんなことができる」という理解が深まったのかもしれない。

 特に、2012年に入ってから来訪者が非常に増えている。結果、ラボで行う顧客とのディスカッションが(処方の)素案検討に役立っている。こうしたラボの特性は、今後にかけてさらにカスタマイズしていく。

※国内優良化粧品OEM/ODM企業一覧リスト(50音順)コチラ

※【週刊粧業】主力化粧品OEMメーカートップインタビューコチラ

※【週刊粧業】化粧品OEMアンケート調査〈回答全36社〉コチラ

※【週刊粧業】化粧品原材料メーカー研究者インタビューコチラ

※【週刊粧業】化粧品原材料特集コチラ

化粧品容器カタログ.jpg

あと16%

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > マツモト交商・服部和博氏、研究・開発力向上を源泉に包括的な提案の原料商社へ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop