武内容器、ロット数「100」のインパクトでWeb検索からの受注対応が定着

週刊粧業 2012年10月22日号 39ページ

武内容器、ロット数「100」のインパクトでWeb検索からの受注対応が定着

 武内容器は、10年前より化粧品容器の取り扱いを開始し、3年前よりWebマーケティングの取り組みを強化している。

 まず、概要的だった自社HPを、「攻められるHP」へとリニューアルした。SEO対策など基本的なことに加え、来訪者が見たくなるような言葉の表現を使用するなど宣伝的なページづくりにこだわった。

 一例として、多用される「少ロット」との差別化を目的に、「100個からの受注」を明示。「100」という数字のインパクトは予想以上に大きく、提案開始から問い合わせ件数が増え、営業をしに行くのではなく、来てもらえる体制が整ってきたという。

 興味を持った顧客との商談になるため、新規獲得につながりやすく、「売上げはまだ小規模だが、口座件数は確実に増えている。化粧品容器事業の方向性が見えてきた」と語る。

 昨年8月からは、新たな施策として「セレクションシリーズ」の展開を開始した。容器のプロの視点から消費者の潜在需要を捉え、厳選したシリーズを集めている。受注はもちろん、100個から対応する。

 容器在庫を減らす近年の業界傾向を踏まえ、セレクションシリーズは在庫を持ち、急な受注にも対応できる体制を整えている。

 また、新たな提案材料として、食品用ボトルなど他業界で使用される容器の化粧品への応用化も推進している。

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