伊勢半、看板ブランド「ヒロインメイク」で満持してフィルムタイプへ切り込み

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伊勢半、看板ブランド「ヒロインメイク」で満持してフィルムタイプへ切り込み

 看板ブランド「ヒロインメイク」で市場を牽引している伊勢半(本社=東京)は8月1日から、満を持した格好で「ロング&カールマスカラ フィルムタイプ」(33g1200円)を発売し、長くウォータープルーフで実績をあげてきた同社が初のフィルムタイプを加えて新たなシーズンへ漕ぎ出す。

 これまでに、「超!迫力」などの販促コピーで「ロング&カールマスカラ スーパーWP」(39g1000円)と「ボリューム&カールマスカラ スーパーWP」(同)の販売数量を伸ばしてきた同社は、「マスカラ市場全体が底打ちから上昇に転じたと判断」(総務部)し、新カテゴリーにあたるフィルムタイプに参入する経緯だったと説明している。

 伊勢半は先行してヒットしたマスカラ2種に同新商品を加え、「SPシリーズ」と掲げたセット販売を推奨しているほか、同シリーズはプライスの維持が利く販売店を優先しての展開となる。

 「スーパーフィルム」は使用感を想起させる販促コピーとして、「1日中カールロック」「お湯でオフ」を掲げている。
 一見すると相反する性質に受け取れる2テーマの両立は、水に浮くという「エアリーパウダー」と速乾セットポリマーの働きが可能にしている。

 また、重要なセールスポイントの一つである「羽のように軽いつけ心地」(総務部)に店頭でアイキャッチを得るため、従来の慣習を覆してパッケージにクリアケースを採用する英断を下した。

 同社は2013年にUVケアの「サンキラー パーフェクトウォーターエッセンス」で大ヒットを掘り当てて以降、研究開発の社内的な機運が高まりを見せ、今回も「難題」をクリアするうえで好影響を及ぼした。

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