牛乳石鹸共進社、固形洗顔を好む女性へアプローチ

週刊粧業 2017年1月1日号 67ページ

カンタンに言うと

牛乳石鹸共進社、固形洗顔を好む女性へアプローチ
 牛乳石鹸共進社は、無添加・低刺激処方の「カウブランド 無添加」フェイスケアシリーズから、デリケート肌を考えた釜だき製法による「同 洗顔せっけん」(70g600円)を2月13日に発売し、シリーズを拡充する。初回数量限定で「泡立てネット付き」を展開し、セルフ無添加市場の活性化につなげていく。

 肌への刺激が少なく、やさしくケアしたいニーズは年々高まっており、ドラッグストアなどでも無添加専用のコーナーを設ける店舗も増えてきている。そうした市場環境の変化にともない、セルフ無添加市場は年々拡大しており、洗顔・クレンジングを展開する無添加フェイスケアシリーズは好調を持続している。

 2015年秋には、天然由来セラミド(保湿成分)を新配合するとともに、肌へのやさしさをより訴求したパッケージデザインをリニューアルし、シリーズの育成を強化した。

 無添加ニーズが拡大している要因について、同社は「フェイスケア商品に肌へのやさしさを求める女性が増え、刺激の少ない製品特徴が重視されている」と話す。

 無添加洗顔市場では、クリーム剤型の構成比が大きく、同社シリーズもクリームタイプ(うるおい洗顔)が主力に成長しているが、同社の調べでは、女性(20代~60代)の22.5%が洗顔に固形石けんを使用している。

 年代別でみると、40代以上で平均を上回る3割弱が固形石けんを使っており、同社は「(40~50代は)若い世代に比べ、ブランドスイッチを頻繁にしない層でもある」ことから、リピートへの期待を寄せ、まずはトライアル獲得につながる売場づくりの提案を強化していく。
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