アイスタイル、2017年6月期第2四半期は2ケタ台の増収減益

粧業日報 2017年2月21日号 1ページ

カンタンに言うと

アイスタイル、2017年6月期第2四半期は2ケタ台の増収減益
台北2店を皮切りに海外出店を
始動、PB展開も視野

 中国を中心としたグローバル事業は、卸売が現地通貨ベースで26.1%増、ECも9.4%増で推移したが、円高の影響により、売上高が0.3%増の12億6700万円、営業利益が22.8%減の1億1100万円となった。

 吉松社長は、為替変動や中国・越境ECにおけるCFDA許可の取得が今年5月から12月へ再延期されたことなどに触れ、「環境の変化が激しく、競争も厳しい市場であるが、引き続き柔軟に対応して成長につなげたい」と語った。

 そのグローバル事業では、成長加速に向けて「アットコスメストア」の海外店舗を初出店する。5月に台湾・台北駅舎内のショッピングセンター「微風広場」へ、6月に台北・市政府駅に隣接する「微風信義」へ出店する。

 ともにアットコスメストアの基幹モデルとほぼ同じ60坪台の広さで、「ノウハウを活かせること」と「商品の仕入れがしやすいこと」が台湾出店の決め手になった。既に「夏期には香港への出店も計画している」(吉松社長)という。

 「グローバル事業も国内同様、ユーザーデータを保有するメディアとEC、そこに店舗を絡めてパッケージングしたサービスの提供を目指していく。台湾への出店はその第一歩となる。海外展開に積極的でないが、外国人から人気がある国内ブランド・アイテムも多数ある。日本のビューティを世界へ広げる役割を担っていきたい。また、海外店舗で収益性を高めるためには、プライベートブランド(PB)の展開が不可欠要素であると考えており、化粧品・美容関連の商品企画・開発を行うプロダクト事業を進めている。今期中には情報を発信できるだろう」(吉松社長)
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