東洋新薬、剤型バリエーションの豊富さアピール

週刊粧業 2017年7月10日号 50ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、剤型バリエーションの豊富さアピール
 東洋新薬は、今回の「CITE Japan」において、従来強化してきたODMだけでなくOEMにも対応している「ODEM企業」をコンセプトに、来場者へのアプローチを図った。

 その中で、技術面では神奈川大学の特許技術である「三相乳化法」を軸に、その技術を応用した製品を手に取って見てもらうことで、三相乳化法への興味喚起を図った。

 これまで同社では、三相乳化法の認知を広げるため、メカニズムやエビデンスなどの技術的な理論を前面に紹介することが多かったという。これにより技術への理解は進んだため、次の段階として具体的な製品のイメージを掴んでもらうことを目的に、展示会では様々な剤型で製品を揃え、処方のバリエーションの豊富さをアピールした。

 その中でも入浴剤は、2015年11月にスキンケア効果と温浴効果を両立することが神奈川大学との共同研究で確認され、その研究成果について学会発表も行った。このことから、同社でも積極的に提案していきたい処方の1つとしており、会場でもブースの前方で紹介して、多くの来場者の目に触れるようにした。

 さらに、クレンジング剤についてもメークの洗浄力やテクスチャーなどを製品と動画で紹介し、実際に試してもらったことで、三相乳化法による処方に対する新たな理解も進んだという。

 「すでにお取引があったり、接点があったりした企業の担当者にも三相乳化の多機能性を知っていただく機会になった。剤型の豊富さに驚かれる方も多かったのが1つの発見になった。ブースに当社の技術者が常駐していたので、より細かい説明をすることができ、新しいアイデアの提供にもつながった」(同社)

 今後は、同社がOEM企業として、三相乳化法や医薬部外品だけでなく化粧品全般も手掛けられることを知ってもらい、新規開拓を強化していきたいとしている。
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