ヒノキ新薬 阿部武彦社長、人財価値向上へ文化・芸術の造詣を

粧業日報 2024年4月25日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 独自の制度やセミナーを展開
ヒノキ新薬 阿部武彦社長、人財価値向上へ文化・芸術の造詣を

 明確な論理性と科学性の裏付けのある商品づくりと販売姿勢のもと、優れた薬効と高い安全性で知られるヒノキチオールを全品に配合したスキンケアブランド「ヒノキ肌粧品」を展開しているヒノキ新薬では、創業者・阿部武夫氏が提唱した社是「販売とは学問なり」に基づいた人財価値向上への取り組みを進めている。

 1976年に父の武夫氏から経営のバトンを受け継ぎ、約半世紀近く経営の第一線で手腕を発揮し続ける阿部武彦社長(87歳)に、「人財価値向上」について忌憚のない意見を伺った。

 ――「販売とは学問なり」という社是のもと、人財価値向上に対して現在どのような取り組みを進めていますか。

 阿部 今でいうパワハラが日常茶飯事で非常に厳格だった日本の戦前教育を受けた私自身の見解として、人というのは嫌なことから逃げてしまいがちな生き物であり、人に何か物を教えるにはやはりある程度の強制力が必要ではないか。

 先人たちの英知や生き方を学ぶための好例として、教育的見地から偉人伝などを読むべきだが、そういった本はある程度辛抱して努力しないと読めない。

 普段から読み慣れていないと読解力は身に付かず、読解力がなければ人の話を聞いてもきちんと理解ができない。本音をいえば日頃から本を読んでいる人を極力採用したいが、若い世代で教育的知見のある本を読む習慣に馴染みがある人はごく稀だ。

 そのため、当社では人財価値向上の取り組みとしてBCI(美容指導職)や営業、研究など全ての新入社員を対象に、入社後の研修でまず本を読む癖や習慣をしっかりと身に付けてもらっている。

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