2017年 化粧品原料業界、本舗の好調追い風に成長軌道へ

週刊粧業 2017年12月4日号 1ページ

2017年 化粧品原料業界、本舗の好調追い風に成長軌道へ
 週刊粧業では、夏・冬の年2回にわたって、化粧品業界のさらなる発展に欠かせない特集テーマ「化粧品原料」に取り組み、各社の動向や最新状況をまとめている。

 今回は原料メーカー・商社30社の協力のもと、現況や今後の見通しについて取材することができた。

 今年は「CITE Japan2017」が開催されたこともあり、取材を行った多くの原料メーカー・商社から新原料が紹介され、展示会の反響を受けたフォロー活動が活発化していた。

 さらに、化粧品業界が成長傾向にあることで、原料業界においても追い風が吹いており、業績好調な企業が多く見受けられた。

防腐剤フリー・大気汚染対策
皮膚常在菌の3テーマに脚光

 全31社の原料を俯瞰すると、「防腐剤フリー」「アンチポリューション」「皮膚常在菌」の3テーマが浮かび上がってくる。

 まず「防腐剤フリー」では、進栄化学が抗菌作用を持つ銀イオン水「Ag-P水」を防腐剤フリー製剤対応の天然素材として提案し、実績を伸ばしている。一方、味の素ヘルシーサプライは、防腐剤フリーのアミノ酸配合保湿剤「PRODEW 600」の販売を開始、好評を博しているという。

 「防腐剤フリー」というキーワードは徐々に市場へ浸透しており、肌への刺激をできる限りなくすための重要なポイントになりつつある。さらに、「ヘアケアにおいても防腐剤フリーを求める声が出てきている」という声からもわかる通り、今後、肌に触れる商品においては、防腐剤フリーを前提とした開発がより一層進んでいきそうだ。

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