ライオン、「口臭ケアサポートアプリ」を開発

粧業日報 2018年9月21日号 4ページ

ライオン、「口臭ケアサポートアプリ」を開発
 ライオンは、同社が保有する口臭に関する知見を活用して開発中の「口臭ケアサポートアプリ」を用い、実用化に先駆けて、東急百貨店本店の協力を得て接客スタッフを対象とする実証実験を10月より約1カ月間にわたって実施する。

 「口臭ケアサポートアプリ」は、自分では気づきにくく不安に思う口臭のリスクを、スマートフォンで確認できるというもの。ユーザー自身が自分のスマートフォンで舌を撮影すると、AIを活用して導き出したアルゴリズムによって舌の汚れの状態が分析され、口臭リスクとして表示される。

 口臭リスクを自分で確認することで、オーラルケア行動を促すことを狙いとしている。これにより、対人関係における口臭に対する漠然とした不安が軽減され、積極的に人と会話できることが期待できる。

 同社では、今回のアプリを接客業など対人対面での応対が必要な業態に向け、接客サービス向上のツールとして実用化を目指す。

 今回の実証実験は、東急百貨店の協力を得て、店頭での接客スタッフ50名を対象に、2018年10月から約1カ月間実施する。同アプリを活用することによって、身だしなみの一環としての「口臭ケア」を行い、顧客との接客に自信を持ち、「おもてなし」をさらに高められるという仮説を検証していく。

 同社では、今回の実証実験の結果をもとに、インターフェースや機能を改善して、アプリの実用化を目指していく。また、オーラルケアに関する情報や商品を提供するサービスを接客業等を対象としたBtoB事業として展開していく。
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