通販総研 辻口勝也社長、リピート客育成の重要性について自著から訴求

週刊粧業 2019年2月11日号 16ページ

通販総研 辻口勝也社長、リピート客育成の重要性について自著から訴求
 健康食品・化粧品の通販支援コンサルティング会社「通販総研」の辻口勝也代表は大学卒業後、食品メーカー「日清製粉」に入社し商品開発に携わった。

 そして消費者に近い立場から社会に役立ちたいと考え、31歳の時に「船井総合研究所(以下、船井総研)」に転職。経験を活かし、健康食品と化粧品業界のコンサルティングを始めた。

 その後、2010年に独立し、現在の通販総研を立ち上げた。

 「各企業の強みを活かし、現場と信頼関係を築いて企業へ助言する姿勢は、船井総研で学んだことが大きい。一方、日清製粉では、良い商品こそが様々な施策の出発点になるという商品力の重要性を学んだ」

 辻口代表は独立を果たした後、現場やセミナーなどを通じて、通販を中心に学んだ知見を数々の企業に伝えてきた。しかし、実際に各企業に伝えることに課題も感じている。

 「当社は、通販のノウハウを全国の中小企業に伝え、売上アップに貢献したい。しかし、多くの企業に伝えるには限界が生じる」

 そこで、辻口代表は昨年11月、「リピート客を育てる技術」(ソフトカバー216ページ、1620円)を出版。書籍から、より多くの人々にノウハウを伝えようとしている。

 「本では、可能な限り多くの事例を、なるべく会社名を出さないようにして取り上げている。多くの事例を自分自身で考えてもらうために、特定の企業の特長に囚われて読まれないように工夫した」

 同書では、通販におけるリピート客育成の重要性を訴求している。

 「通販業界では現在、新規顧客が取りづらく、相対的にリピート客育成が重要になっている。そのためには、単なる顧客管理に終始するのではなく、お客様との関係性を重視するCRMや、前提となる商品力、販売促進も含めた売り方が必要になる。これらの課題に『こうすればよい』という簡単な解決方法はない。しかし、この本を一助に、自分自身で様々なことを考えるきっかけにして欲しい」
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