口腔関連製品・化粧品OEMの日本ゼトック、中国進出に向け上海事務所開設

カンタンに言うと

口腔関連製品・化粧品OEMの日本ゼトック、中国進出に向け上海事務所開設

 口腔関連製品や化粧品などを製造販売する日本ゼトックは、商品企画から基礎研究、製剤開発、製造に至る商品化までトータルサポートするODMを推進している。

 同社は付加価値となる機能性を見出し、「ニッチ市場の創造」につながる製品づくりを強化しており、価格帯別構成比では高価格帯歯ミガキ群が売上げを伸ばしている。

 歯ミガキ以外では「口臭予防も含め、生活者の口腔内環境のケア意識は年々高まっている」(同社) ことから、ドライマウス対策製品に注目している。加齢との関係が深い症状であるため、高齢化社会の深化により伸長するカテゴリーの一つとして期待を寄せる。

 また今期は“ODMから先を目指して”をテーマに、製造品目別構成比で歯ミガキを中心に商品企画から深く入り込んで活動している。

 同社は相模原事業所に医薬品GMP対応工場を新設してから3年目を迎え、医薬品の製造開始に向けた研究開発に最注力している。

 医薬品および新範囲医薬部外品がより生活者に身近なものとなり、今後さらに医薬品ニーズが高まっていくと予測。その研究開発は現在のところ、新製品の開発と既存製品の医薬品へのグレードアップ化の2方向から進めていく。

 医薬品製造が本格始動すれば、「医薬部外品規格の既存製品群の品質レベルの向上」につながり、取引先からの評価が高まる相乗効果も期待できるという。

 海外事業では「上海駐在員事務所」を10月に開設した。同社は「中国市場ではOEM以外にも、自社商品(化粧品含む)や処方開発での参入も視野に入れている」ことから、情報を収集して有益性のある参入手段を検討していく方針だ。

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