花王、「シャワータイム バブ」で新市場創出

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花王、「シャワータイム バブ」で新市場創出

 炭酸入浴剤「バブ」ブランドを展開する花王は、定番の「20錠入」で安定した売上げを確保するとともに、コンセプト別に4つの香りをアソートした「香り詰め合わせ」シリーズが前年比30%増と好調に推移した。  引き続き俳優の向井理をイメージキャラクターに起用し、CFや車内広告などを活用して幅広い年齢層に炭酸浴の効果や香りへのこだわりといったバブの付加価値を伝えていく。  今秋は好調の「香り詰め合わせ」から新たに「ピースフルハーブ」と「こころ和む ほのぼの湯」(同)を発売した。今後も炭酸浴の効果実感に香りの付加価値をプラスしたアソートタイプの提案を強化していく方針だ。

 また同社は、夏場を中心にシャワーのみの入浴率が高まっている中、女性のシャワー入浴時間が伸びている傾向を捉え、シャワー入浴を充実させるシリーズ「シャワータイム バブ」(2種4品、写真)の提案を開始。6月に発売したシャワーで流すマッサージジェル「らくらくジェル」は、温感タイプのジェルを塗りマッサージすることで血流を促進し、洗い流した後にすっきり感がひろがる。  発売から流行に敏感な顧客層が多い駅前の小売店などで売れ行きが好調で、温感マッサージジェルといった特性からこれからのシーズンでの需要増が見込める。 img1069_1.jpgのサムネイル画像  9月にはバスルームで専用カップにお湯を入れて使用する香りのタブレット「リラックスアロマ」を発売し、(震災による発売延期から)シリーズが出揃い、シャワータイムの新たな提案で市場の活性化につなげていく。  また、専用サイトは一般女性の入浴実態などクチコミ的な要素を盛り込んだ作りで、入浴行為に対する同性間の共感から商品への親近感につながっていきそうだ。
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