スモカ歯磨、「ヤニ取り」研究を美白歯ニーズに活かし業容拡大

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スモカ歯磨、「ヤニ取り」研究を美白歯ニーズに活かし業容拡大

 機能性歯ミガキ剤のOEMを主力事業に展開するスモカ歯磨は今年2月、自社ブランド「Cosmion(コスミオン)」(2品、写真)を立ち上げ、Web通販チャネルでの販売を開始した。

 1980年代半ばからOEM事業に注力してきた同社にとって、自社オリジナルの新商品は約40年ぶりとのこと。藤野和仁社長は、OEM事業が歯科ルート製品群を中心に堅調に売上げを伸ばしている一方、「(歯科ルートの)営業インフラが飽和してきている」との見解を持っており、自社製品の販売事業を育成し、OEM、自社製品の販売、近年推進している海外事業の3事業で長期成長路線を描く構えだ。業容を拡大するリスクを背負うことで、「OEMマーケットの拡大につながる企画提案力やグローバル競争を勝ち抜ける営業力をつけていく」という。

 コスミオンは、30~40代女性をメインターゲット層に想定。タバコのヤニ取り「スモカ」シリーズに始まる長年の研究ノウハウを活かし、歯垢を吸着除去する歯ミガキ「ホワイトニングペースト」(医薬部外品、100g)を開発。また、ブラッシング後、歯をコーティングして汚れをつきにくくする「デンタルリンス」(同、600mL)も展開し、「女歯力(ジョシリョク)みがき」をキャッチコピーに、2ステップのホワイトニングケアを推奨提案していく。

 「商品力に自信はあるが、その商品価値をどう伝えるかという『売り方のノウハウ』に関してはこれから。全社員が新たな事業領域への取り組みとなるため、活動を通じて失敗や問題は当然出てくる。それらをいかに次につなげていけるかに重点を置き、ブランドを育成していく」(藤野社長)

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