資生堂、環境省より「エコファースト企業」に再認定

粧業日報

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資生堂、環境省より「エコファースト企業」に再認定

 資生堂は、2012年5月24日、環境省より「エコ・ファースト企業」に再認定された。

 同社は2009年3月に化粧品業界として初めて「エコ・ファースト企業」に認定されている。今回は2010年9月の規約改定を受け、細野豪志環境大臣に対して末川久幸社長が同社の環境保全の新たな取り組み目標を「エコ・ファーストの約束」として宣言し、再認定されたもの。

■「エコ・ファースト制度」について

 「エコ・ファースト制度」は、2008年4月に環境省が創設した「業界のトップランナー企業の環境保全に関する行動をさらに促進していくため、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、自らの環境保全に関する取り組みを約束する制度」で、同社を含め合計40社の企業が認定を受けている。

■資生堂の「エコ・ファーストの約束」

今回同社が環境大臣に約束した内容は以下のとおり。(要旨のみ)

1. 容器包装の3R(reduce, reuse, recycle)をはじめとする商品の環境対応を積極的に推進する。

2. 価値づくりの源泉である地球の恵みの保全に積極的に取り組む。

3. 社員の環境教育に取り組み、地球の恵みの保全に貢献する人材を育成する。

4. 地球温暖化防止に向けた取り組みを積極的に推進する。

 上記取り組みの進捗状況を確認し、その結果について環境省への報告、ならびにウェブサイトなどによる公表を行っていく。

 同社では「一瞬も一生も美しく」というコーポレートメッセージのもと、人も地球も美しく共生する持続可能な社会の実現を目指し、全社員をメンバーとする「資生堂アースケアプロジェクト」を活動母体として環境への取り組みを進めている。

 最近の具体例としては、植物由来ポリエチレンの容器への採用(ヘアケアブランド「スーパーマイルド」(2011年9月発売)、スキンケアブランド「エリクシール」(2012年9月発売))や、長崎県五島列島での椿の植林・保全活動(商品の原料木である椿を社員が自ら守り育て、その実から再び椿油を採取し商品に配合する、事業活動と一体となった取り組み)などがある。

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